ハヌル天願宮へようこそ
現在の閲覧者数:

こんにちは
岐阜県在住スピリチュアルカウンセラー
火水ハヌル
(Hanuru Himitsu)です。
現在『霊能者』(シャーマン)として
日本国内及び海外にて
霊視によるカウンセリング
遠隔&対面
行っております。
ハヌルの素顔と
ちょっと不思議で
スピリチュアルな
つれづれ日記をどうぞ♪
* * * * * * * * * * * * *
ハヌルの最新情報はコチラ↓
Heart Mind and Soul
* * * * * * * * * * * * *
ハヌルのセッションは コチラでCheck!↓
火水ハヌルのheart mind and soul
* * * * * * * * * *
HPただいま工事中♪
Spiritual healing Salon
   ハヌル
http://hanuru.jimdo.com/
カテゴリ
検索フォーム
214

反抗の星。

先日 あるお方に宿曜では何宿ですか?と尋ねられた宿曜とは宿曜占星術のことでインドに源を発っし中国経由で日本へとやってきた占いであるその始まりは定かではなく伝承によれば約3000年前に文殊菩薩が28宿を基に暦を作られ 『宿曜経』に著したと伝えられているそうだその後 インド密教占星術の中へ取り込まれて やがて 中国宿曜道となって占いとして発展し日本では陰陽道などと交わりながら現代へとつながっているこの占いの... <span style="color:#0066ff">先日 あるお方に<br />宿曜では何宿ですか?と尋ねられた<br />宿曜とは<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%AE%BF%E6%9B%9C%E5%8D%A0%E6%98%9F%E8%A1%93" class="tagword">宿曜占星術</a>のことで<br />インドに源を発っし<br />中国経由で日本へとやってきた<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8D%A0%E3%81%84" class="tagword">占い</a>である<br /><br />その始まりは定かではなく<br />伝承によれば約3000年前に<br />文殊菩薩が28宿を基に暦を作られ<br /> 『宿曜経』に著したと伝えられているそうだ<br />その後 インド密教占星術の中へ取り込まれて<br /> やがて 中国宿曜道となって<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8D%A0%E3%81%84" class="tagword">占い</a>として発展し<br />日本では陰陽道などと交わりながら<br />現代へとつながっている<br />この<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8D%A0%E3%81%84" class="tagword">占い</a>の特徴は<br />月の運行を基にしていることだそうだ<br /><br />さて その<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8D%A0%E3%81%84" class="tagword">占い</a>によると<br />私の結果は亢宿(こうしゅく)<br />日本式に読めば あみほし だろうか<br />さて 自分ために結果をしたに貼っておこうと思う</span><br /><br /><span style="color:#0000ff">コチラでcheckできます→</span><a href="http://www5b.biglobe.ne.jp/~masamasa/uranai.html/syukuyou.htm" target="_blank" title="宿曜占星術">宿曜占星術</a><br /><span style="color:#0000ff">※masamasa流宿曜の方がよりオススメです♪</span><br /><br /><br /><span style="font-size:large;"><span style="color:#669900">亢宿(こうしゅく</span>)</span><br /><span style="color:#666600"> 反逆の星</span><br />★(秤宮四足)乙女座に属し、東方を守護す、星象は火珠<br /><br /> この宿に生まれし人、権威や既成に反抗するレジスタンス<br /> 自分の主義主張を押し通そうとする<br /><span style="font-size:large;">強情さは27宿中でも1・2を争う星。</span><br />自分なりの理想や価値基準があり、それを高く掲げて、<br />どんな相手にもどんな状況にも<br />それを変える事は絶対にありません。<br /> 真面目で善良、曲がった事が大嫌い。<br />悪、不正、虚偽を嫌い、真実とか正義を愛し、<br /> そうした<span style="font-size:large;">自分に対してバカ正直</span>な程、<br />忠実です。<br /> <span style="font-size:large;">プライドが高い</span>為、<br />なかなか信念を変えられず、<br />自分の信念と現実での行動の間で<br />微妙なバランスをとりながら生きている人が多いようです。<br /> 人間関係の中で揉まれ、<br />多少逆風を受ける方が生き生きと自分を出す事ができます。<br /><span style="font-size:large;"> 生来の強情さ</span>と<br />多少シニカルな性格から自然と、伝統や権威というものに抵抗してしまう。<br /><span style="font-size:large;"> 性格は内向的</span>で、<br />内にこもる抵抗を示し、傍若無人のゴリ押しといったタイプではありません。<br /> 反骨精神は強いが、日頃は無口で<br />むしろ<span style="font-size:large;">目立たない人</span>が多い。<br /> 反骨精神が良い方に作用すれば、<br />陽気で社交的、雄弁で自然と人の中心となる人が多い。<br /> 悪い方に作用すると、あれこれと自分の無力さを思い悩むあまり、<br /><span style="font-size:x-large;">酒や目先の快楽に溺れて<br /> 退廃的な生活に身を置く</span>ようになります。<br /> 元来、反逆の星で自分の身を守る為なら手段を選びません。<br /><span style="font-size:large;">気が小さい</span>分、<br />追い詰められると「窮鼠、猫をかむ」ような<br />思いがけない行動をやってのけます。<br /><br /><span style="font-size:large;"><span style="color:#666600">★泥沼の現実世界には向かない</span></span><br /> はったりや気負いがないので、人の信頼を集め、<br />組織のリーダーに祭り上げられる事が多いが、<br /> 心を許す相手とそうでない相手への対処が極端な為、<br />自然と派閥を作り、排他的な行動をとる。<br /> 自分の信念に熱狂して、政治的なものに関心を抱き、<br />非常に偏った行動をとる人も多い。<br /> 本来、亢宿は一対一の交渉や闘いにおいて<br />無類の強さを発揮する宿星です。<br /> 本当のリーダーになるには、<br />信念の強さや理屈だけでなく人心を理解する、<br />真の知性が必要でしょう。<br /> 真理の探究を好み、批判精神に富むので、<br />芸術の世界で成功する率が高い。<br /> あまりにも真面目で清廉潔白すぎ、<br /><span style="font-size:large;">現実世界とは合わないのか、厭世的</span>で<br />出家する人も多い。<br /> 一生に何度か大きなギャンブルのチャンスが巡ってくるが、<br />おおむね手を出さず傍観者になる。<br /> この宿星が、抵抗なくできるギャンブルは宝くじやパチンコ程度です。<br />◎適職<br /> 根が真面目なので、何の職業に就いてもひとかどにはなれる。<br /> あまり<span style="font-size:large;">愛想が良い方ではない</span>ので、<br />できれば人間を相手にするよりも学問や芸術・各種製造業が望ましい。<br /> 几帳面な性格や正義感の強さを活かし、<br />公務員や金融業、法律家、ジャーナリストも適している。<br /> ただし、組織に入った場合は、特定の人脈に連なる事はせず、<br />独立独歩で通した方が平穏無事。<br /> 陽性のタイプは歌の上手な人が多く、歌手や作曲家になっても良い。<br /><br />◎スティタス<br />集中力 ★★★★★ 真面目さ ★★★★★ <br />決断力 ★★★★ 浮気度 ★ <br />統率力 ★★★★ タレント性 ★★★ <br />蓄財力 ★★★ 陽気さ ★★ <br />行動力 ★★★★ 知的度 ★★★ <br /><br /><span style="font-size:large;"><span style="color:#666600">★真面目すぎて、オクテ</span></span> <br />プライドが高くて見栄っ張り、内向的な為、自分を冷静に見すぎ、<br /><span style="font-size:large;">自意識過剰</span>になって<br /> 恋愛にのめり込めない。<br />離れていて相手を思っている時は恋心に酔いしれるのだが、<br /> いざ相手が目の前にいると、なぜかしらけて甘いセリフの一つも出ない。<br /> 自分から相手に合わせる事がないので、なかなか恋愛に至りません。<br /> 初対面の場合、少々、窮屈でとっつきにくい印象を与えるでしょう。<br /> プラトニック・ラブとか片思いという恋愛の形をとってしまいがち。<br /> 女性の場合も、結婚すれば貞淑な良妻となり得るのに<br />なかなか恋愛の末に結婚というケースが<br /> 少なく、見合いで結婚する人が多い。<br /> 誠実なので、ひとたび心を許した相手とは、とことんまで付き合う。<br /> いったん恋愛となれば、その期間は短く、<br /><span style="font-size:large;">結婚まではあっという間</span>。<br /> ただ、結婚という形式にこだわらない人も多い。<br /><br />◎相性<br />●最適の宿星<br /> &#27664;宿 虚宿 軫宿<br />●良の宿星<br /> 危宿 井宿 室宿 角宿 觜宿 女宿 鬼宿<br />◆避けるべき宿星<br /> 昴宿 斗宿 翼宿 柳宿<br /><br />★オダテに乗らないのが、この宿星の良いところだが、<br />女性の場合、<br />時にオダテに乗ってやるのも 愛嬌です、<br />人生をあまり堅苦しく考えると、<br />つかめる幸運も逃げてしまいます。<br /><span style="font-size:large;"> 世渡りが下手で、<br />潔癖感の過剰と<br />虚栄心が身を滅ぼす星</span>です。<br /> どこか生命力の弱いところがあるので、<br />健康面でも注意が必要です。<br /><br /><br /><span style="color:#0066ff">おおまかにいって<br />私ってこんな感じの人間だと思います 確かに 笑</span>
207

台湾の夜市で公開リーディングをしたはなし:6

最近 台湾公開リーディングの続きはどうなりました?と何人かのお客様からお声をいただきこんなものを楽しみにしてくださった方がいらっしゃったことに少しびっくりしております(てっきり皆さん呆れていると思っておりました・・・滝汗)てなわけで 久方ぶりですが 続きです台湾公開リーディングシリーズはカテゴリーの「スピ的台湾」をごらんくださいませ(上:翌日深夜の夜市)ひととおり 祓い 清め 平らかにする「踊り」... <span style="font-size:x-small;">最近 <a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>公開<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0" class="tagword">リーディング</a>の続きはどうなりました?と<br />何人かのお客様からお声をいただき<br />こんなものを楽しみにしてくださった方がいらっしゃったことに<br />少しびっくりしております<br />(てっきり皆さん呆れていると思っておりました・・・滝汗)<br />てなわけで 久方ぶりですが 続きです</span><br /><br /><br /><a href="http://blog-imgs-21.fc2.com/h/a/n/hanuru7rose/taiwan.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-21.fc2.com/h/a/n/hanuru7rose/taiwan.jpg" alt="" border="0" /></a><br /><br /><span style="font-size:x-small;"><span style="color:#ff0000"><a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>公開<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0" class="tagword">リーディング</a>シリーズは<br />カテゴリーの「スピ的<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>」をごらんくださいませ(上:翌日深夜の<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%A4%9C%E5%B8%82" class="tagword">夜市</a>)</span></span><br /><br /><br /><span style="color:#0066ff">ひととおり 祓い 清め 平らかにする「踊り」を終わった私は<br />急速に「光」から離脱していく<br />おそらく私の瞳からは<br />最早 先ほどあったような<br />一種独特の炯炯とした輝きは失せ<br />疲れた顔をしていることだろう<br />ここにいるのは<br />いまやただの中年の日本女に過ぎなかった<br />この肉の体のもつ重みに<br />重力がみしみしと力を添えて<br />自分が肉の檻へと<br />再び囚われたことを思い知らされる<br />私は屋台の椅子に転がりこんで<br />ぐいと 机の上の<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>ビールを飲み干した<br />そう ずしりと肩に食い込むような<br />この疲労感をぬぐうために<br /><br />「<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%83%8F%E3%83%8C%E3%83%AB" class="tagword">ハヌル</a>さん」<br /> <br />唐突に女史の声がした<br />もう気を使うのも大儀なほど<br />私は疲れていた<br /><br />慣れぬ異国<br />最早朝に近いような深夜の路地<br />言葉も分からぬ人たち<br />生ぬるいむうっとした空気<br />どこからか聞こえてくる争うような男たちの声<br />時折通り過ぎるミニバイクのエンジン音<br />明滅している自動販売機<br />そのどれもこれもが<br />今の私には<br />ただただ 疲労を感じさせていた<br /><br />億劫な気持ちをひた隠しにして<br />私は無理やり笑顔を張り付かせ<br />声の方へ顔を向ける<br />林さんと取り囲む男達が<br />わあわあと何かを騒いで<br />女史と言い合っている<br />その声は 疲れきった私の耳には<br />まるで はるかな遠雷の轟きのように<br />意味のないごおごおとした音のように聞こえていた<br /><br />「<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%83%8F%E3%83%8C%E3%83%AB" class="tagword">ハヌル</a>さん 明日もう一度ココ来てくだサイ」<br /><br />ぼおっと見つめる私に<br />女史は強い口調でもう一度こう言った<br /><br />「夜23時 もう一度ココ来てくだサイ」<br /><br />机の上の焼き鳥はすっかり冷めていた<br /><br />「この人タチ みんな整体の先生デス<br />明日 アナタお礼に 全身矯正してあげマスと言ってマス」<br /><br />全身・・・<br /><br /><a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>に来て既に一週間以上が過ぎて<br />確かに普通に疲れも溜まっている<br />どこかで整体を受けてみたいと思ってはいたものの<br />いったいどこにいけばいいのか<br />見当がつかずにいた私には<br />とても有り難い申し出ではあった<br />何しろ 本場<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E5%8C%97" class="tagword">台北</a><br />少し歩けば整体だのマッサージだの<br />山ほどあるのだ<br /><br />「このヒト社長サンネ 社長サンお礼したいって」<br /><br />まるで北朝鮮の工作員のような見てくれをした<br />痩せぎすの男性を指指すと<br />女史はこう続けた<br /><br />「林サン 社長サンのお店のヒトネ <br />だから社長お礼するそうデス」<br /><br />なんで 社長さんが?<br /><br />「アナタ本当の<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC" class="tagword">タンキー</a>だからデス」<br /><br />本当の・・・?<br /><br />「林サン アナタのおかげで<br />体が軽くなったそうデス<br />寒かったの治りましたネ<br />だから 明日 必ずココ来て」<br /><br />私の前にはいつのまにか<br />さっき社長だと教えられた男が<br />わずかに残った屋台から<br />温かい<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>式の汁蕎麦や<br />焼きたての串<br />そして冷え冷えの台湾ビールなど<br />すべて新たに買いなおして並べてくれていた<br />そして 名前もわからぬ男達は<br />にこにこと無邪気に私に笑いかけながら<br />料理をあれもこれもと盛り付けてくれる<br /><br />「明日 絶対来てくだサイ」<br /><br />警戒心が無いわけではなかったけれど<br />彼らの表情の中に<br />私への畏れがあるのを私は感じていた<br /><br />「みんでぃん うぉー つぁいらい」<br /><br />地面を指差しながら <br />たぶん伝わらないだろう へたくそな中国語もどきをつぶやく<br /><br />明天 我 再来<br /><br />笑いながら 明日ネと言う女史の向こうで<br />林さんはひどく真剣な瞳をして<br />何かを考えているかのように私を見つめていたのだった<br /><br />(公開<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0" class="tagword">リーディング</a> シャオイェン偏に続く)</span><br /><br /><span style="font-size:x-small;">※林さんの祓いの詳細部分に関しては<br />敢えてふせさせていただいております</span>
167

台湾の夜市で公開リーディングをしたはなし。: 5

「私の前に立ってください」人もまばらになりゆく午前3時の台北夜市のテーブルで始まったリーディングは絡みつく女の因果を知らせるものだった立ち上がった彼の脚がよろけたのは飲みすぎた酒のせいなのかそれとも夜気に潜む「常ならぬもの」のせいなのか・・「ひゅぅううぅうぅうううぅううぅ」深夜 亜細亜の片隅 台北で台湾小姐の生霊と私ハヌルの対峙が今始まる公開リーディングin台北 第5話 スタートシリーズ「公開リーデ... <span style="font-size:x-small;">「私の前に立ってください」<br /><br />人もまばらになりゆく午前3時の台北<br /><a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%A4%9C%E5%B8%82" class="tagword">夜市</a>のテーブルで始まった<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0" class="tagword">リーディング</a>は<br />絡みつく女の因果を知らせるものだった<br />立ち上がった彼の脚がよろけたのは<br />飲みすぎた酒のせいなのか<br />それとも夜気に潜む「常ならぬもの」のせいなのか・・<br />「ひゅぅううぅうぅうううぅううぅ」<br />深夜 亜細亜の片隅 台北で<br /><a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>小姐の生霊と私<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%83%8F%E3%83%8C%E3%83%AB" class="tagword">ハヌル</a>の対峙が今始まる<br />公開<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0" class="tagword">リーディング</a>in台北 第5話 スタート</span><br /><br /><span style="color:#ff33cc">シリーズ「公開<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0" class="tagword">リーディング</a>in台北」</span> こちらから一気にどうぞ <br /><a href="http://hanuru7rose.blog71.fc2.com/blog-entry-2.html" target="_blank" title="第壱話">→第壱話</a>  <a href="http://hanuru7rose.blog71.fc2.com/blog-entry-159.html" target="_blank" title="第弐話">→第弐話</a>  <a href="http://hanuru7rose.blog71.fc2.com/blog-entry-160.html" target="_blank" title="第参話">→第参話</a>  <a href="http://hanuru7rose.blog71.fc2.com/blog-entry-161.html" target="_blank" title="第四話">→第四話</a><br /><span style="font-size:x-small;">※とんでもはっぷん(古)な妄想話? これが残念ながら実話なんです</span><br /><br /><br /><span style="color:#3366ff"><br />ゆらん ゆらり ゆらん<br />男の胸の前で私の手がふわふわと動き回る<br />ときに 何かを切るかのように<br />ときに 何かをなでまわすかのように<br />そうかと思えば<br />空中から何かを受け取るようにも見え<br />またくるくると見えない錘を転がすかのように<br />忙しく腕は宙を舞う<br />その姿を旗からみれば<br />まるで何か酔っ払いのおばさんが<br />一人調子外れなへたくそな踊りでも<br />踊っているかのように見えるだろう<br /><br />しゅぃぃひゅぃぃいいいいしゅぅうぅうぃい<br /><br />絶え間なくもれるのは岩笛にも似た<br />ひゅぃひゅぃという私の唇の立てる音<br /><br />林さんの前にたったときから<br />私の右腕は絢爛と閃光をはなつ金の焔の剣と化していた<br />もちろんそれは誰の眼にも映らぬ幻であり<br />私にしか見えぬ不思議が見せるものでしかない<br />そうこれは今この男林氏の縁をほどくために私の背中へと降り立った<br />「あのお方」の波動が私の腕に現れている姿であり<br />私の脳の情報処理の結果で光の剣の形にみるのだろう<br />そしてこれはあえて言うなら<br />降魔と破邪の力に属す力の波なのだ<br /><br />林さんの体を包み込んでいる瘴気の膜を<br />少しずつ開いていく<br />そっとそっと優しく丁寧にすこしずつ<br />まるでババロアのような手ごたえの澱みを<br />周りのやわやわとした瘴気を徐々に解かして夜気に流していく<br />慌ててはいけない<br />慌てては崩れて道筋を見失ってしまう<br />丁寧に優しく そして澱みの流れに逆らわぬよう<br />そっと隙間に手を忍ばせる<br /><br />・・・頃合かな<br /><br />後ろを向かせた男の<br />正中線に沿って見えない刃を振り下ろす<br /><br />つっっっっっっついっ<br />ぶるんっ<br /><br />半透明のゼリーのような澱みの真中に<br />ぱっくりと裂け目があわられた<br />裂け目の両端はぶるぶると震えている<br />まるで紙ですっぱりと切った指先のように<br />血は流れていないけれども<br />それはどことなく深くて痛い傷口のように見える<br />澱みはまだまだ鈍く<br />浅い意識しかないけれど<br />それでも自分を保存しようと<br />ゆっくりその傷を閉じようとするだろう<br />私は両手を深く差し込み<br />澱みに意識を与えぬように<br />そうっとそして<br />力強く開くべき場所を<br />押し開いていった<br /><br />・・・視えた<br /><br />一番おくの最深部には<br />そこだけ鮮明な色に観える<br />林さんの本体が細く現れた<br /><br /><br />ぐわん ぐわん ぐわん ぐわん<br /><br />シンバルの音がこれでもかと<br />大音声を喚きたてている<br /><br />おーん のうまくさんまんだばざらだん・・<br /><br />ごぉぉん ごぉおおん<br />私の体は焔と燃え盛る<br /><br />おーん あびらうんけんそわか・・<br /><br />胸の奥底から<br />激しい喜びが迸り肉の外へと噴出していく<br /><br />さぁ いこうか<br /><br />にこにこと微笑む私の目の前<br />澱みの狭間にあらわれた林さんの体から<br />白い糸のような小さな蛇がゆらゆらと立ちあがり始めていた<br /><br />--------------------------------------------(続く)</span><br /><br /><A HREF="http://airw.net/newage/rank.cgi?id=ruriko21" TARGET="_blank"><img src="http://blog-imgs-12.fc2.com/h/a/n/hanuru7rose/banner.gif" alt="精神世界ランクばなー" border="0" /></a><br clear="all" /> </a><a href="http://philosophy.blogmura.com/spiritual/"><img src="http://philosophy.blogmura.com/spiritual/img/spiritual88_31.gif" width="88" height="31" border="0" alt="にほんブログ村 哲学・思想ブログ スピリチュアル・精神世界へ" /></a> <br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br />
161

台湾の夜市で公開リーディングをしたはなし。:4

「あなたには女の生霊がついています」近代化の波に洗われながらもどこか猥雑さを残す都市 台北 その小さな夜市のテーブルでついに私ハヌルの公開リーディングは始まった「彼を助けてくださイ!」悲痛な宋老師の声が深夜の路上に響いたそのとき私の耳には天人の打ち鳴らすシンバルの音が聞こえていたのだった…公開リーディングin台北 第4話 スタートシリーズ「公開リーディングin台北」 こちらから一気にどうぞ →第壱話  ... <span style="font-size:x-small;">「あなたには女の生霊がついています」<br /><br />近代化の波に洗われながらもどこか猥雑さを残す都市 台北 <br />その小さな<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%A4%9C%E5%B8%82" class="tagword">夜市</a>のテーブルで<br />ついに私<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%83%8F%E3%83%8C%E3%83%AB" class="tagword">ハヌル</a>の公開<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0" class="tagword">リーディング</a>は始まった<br />「彼を助けてくださイ!」<br />悲痛な宋老師の声が深夜の路上に響いたそのとき<br />私の耳には<br />天人の打ち鳴らすシンバルの音が聞こえていたのだった…<br /><br />公開<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0" class="tagword">リーディング</a>in台北 第4話 スタート</span><br /><br /><span style="color:#ff33cc">シリーズ「公開<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0" class="tagword">リーディング</a>in台北」</span> こちらから一気にどうぞ <br /><a href="http://hanuru7rose.blog71.fc2.com/blog-entry-2.html" target="_blank" title="第壱話">→第壱話</a>  <a href="http://hanuru7rose.blog71.fc2.com/blog-entry-159.html" target="_blank" title="第弐話">→第弐話</a>  <a href="http://hanuru7rose.blog71.fc2.com/blog-entry-160.html" target="_blank" title="第参話">→第参話</a><br /><span style="font-size:x-small;">※そろそろ胡散臭さもMAXですが 残念なことに この話はすべて実話です 滝汗</span><br /><br /><br /><span style="color:#339900">「<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%83%8F%E3%83%8C%E3%83%AB" class="tagword">ハヌル</a>さん お願いでス!!」<br /><br />叫び声にも似た宋老師の声も<br />口々に騒ぐ異国の男たちの声も<br />ゆっくりと私からは遠ざかりつつあった<br /><br />あぁ 酔っているな<br /><br />頭のてっぺんのあたりがざわざわとざわめきはじめ<br />その髪がいっぽんずつ根元から立ち上がリはじめる<br /><br />うわんうわんうわんうわん<br /><br />肉の耳には聞こえぬ「あの音」<br />そう天上の楽師の奏でるあの独特の「シンバルの音」が<br />耳のうちから外から鳴り響き<br />やがてそれは私の全身に響き渡って巨大な波を作り出す<br />その波は熱を帯び<br />そしてその熱を音の波が体の隅々へと運んでいく<br />すでに「私」の半分は私の肉の中にはおらず<br />か細いような金銀の糸でゆらりと結ばれているだけとなり<br />後頭部のほうから「私」を眺めている「観察者」へと変じはじめていた<br />私の肉体を動かすのは私であってそしてそれは<br />いまや「私」ではない「私」なのだ<br /><br />薄く私の顔が にぃ と ほお笑む<br />どこを見ているのか怪しいような半眼のその目<br />緩く引き結んだ口元に浮かぶ微笑<br /><br />この顔つきを見る人がみれば<br />どこかでみたことがあると感じたかもしれないなぁ<br /><br />既に半ば第三者と化した「私」は<br />その表情を「観」てそう思う<br />今回はどうやら私は完全な「乗り物」である必要はないようだった<br />酒が入っていることにより<br />ほどよく自我が開放されていたことが<br />逆に私が関与することを許されたのだろう<br /><br />まるで酔拳 だな<br /><br />傀儡師に操られるように動く「私」の姿を観て思う<br />よろめきながら立ち上がる私の頬は上気して赤く<br />おそらくどこから見ても<br />ただの外国人の酔っ払い女だ<br /><br />「立ちなさい」<br /><br />遠くに聞こえる「私」の声が男を椅子から立つように促した<br />通訳する老師に言われて慌てた林さんが<br />立ち上がろうとして蹴倒した椅子が大きな音を立てて転がった<br />その物音が不吉にでも聞こえたのだろうか<br />テーブルを囲む何人もの異国の男たちも<br />どこか狼狽したような表情を浮かべ<br />さりげなく回りを伺う様子を見せる<br />吹き寄せる風に何か<br />常ならざるものでも混じっているかのように<br />自らの腕をさする者もいた<br /><br />「私の前に立ってください」<br /><br />林さんの前に立ち<br />私はふかく息を吐いた<br />全身の力がするすると抜けていく <br />やがてすうっと半眼の眼の中で<br />普段見えているものとは違う<br />もうひとつの映像が結ばれ始める<br /><br />・・・・薄い<br /><br />私の眼に映った林さんは<br />まるで紗の一枚布をかけられたように<br />その色が不鮮明でありところどころにノイズが走っており<br />なおかつ全身は憑かれたもの独特の<br />細い生気と冷気に包まれているように見えた<br /><br />気が遮断されているな<br /><br />この様子ならおそらく既に<br />理由もないのに起こる不眠や鬱など神経症状と<br />全身に妙な倦怠感を感じていることだろう<br />何しろ全身を流れているはずの気が薄く<br />天地との気の流れもふさがっているように見える<br />後ろを向かせてみれば<br />背中 それも肩甲骨から上の部分が緊張しており<br />それは不眠や鬱から引き起こされる<br />神経疲れによるものだろうと推測された<br />また他人の肉体を触ることにより<br />邪気を吸い込んでいることも<br />症状の要因のひとつなのだろう<br />私はそこまでを観てとると<br />宋老師によりそのことをまとめて通訳してもらった<br /><br />「それではもう一度私に正面を向いて」<br /><br />半眼の眼が<br />ほぼ開いているか分からぬほどに<br />更に閉じられていく<br /><br />ひゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ<br /><br />私の唇からは狭い岩の間をとおり抜ける風の音にも似た<br />甲高いような声が漏れた<br /><br />「dksjmxnchf b,vjgnjx\:;.lsm」<br /><br />そしていつものごとく<br />意味のわからぬ不思議な異言をつぶやき<br />胸の前で合掌をする私の右の背後へと<br />はるか虚空より<br />激しく熱を発する巨大なまばゆい金色の光がやってくる<br /><br />あぁ 私の背中が燃えている・・・<br /><br />ゆらり ゆうらり<br />私の手が林さんの前でひらひらと<br />舞い始めた<br /><br /><br /></span><br /><br />------------------------------------------(続く)<br /><br /><br /><br /><br />
160

台湾の市場で公開リーディングをしたはなし。:3

「えぇ!?無理です!!」深夜2時の台北 小さな夜市のテーブルでビールを堪能していた私ハヌルは強引な漢方女医のごり押しを断れずついに言葉も通じない相手を霊視リーディングをすることに…公開リーディングin台北 こちらから一気にどうぞ →第壱話  →第弐話もう11月も中旬すぎとなればさすがの台北でも吹いてくる夜風は冷たいましてや深夜過ぎである小さな 雙城街夜市 のど真中に座する私たちのところへ端の屋台をくぐっ... <span style="font-size:x-small;">「えぇ!?無理です!!」<br /><br />深夜2時の<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E5%8C%97" class="tagword">台北</a> 小さな<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%A4%9C%E5%B8%82" class="tagword">夜市</a>のテーブルで<br />ビールを堪能していた私<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%83%8F%E3%83%8C%E3%83%AB" class="tagword">ハヌル</a>は<br />強引な漢方女医のごり押しを断れず<br />ついに言葉も通じない相手を<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E9%9C%8A%E8%A6%96" class="tagword">霊視</a>リーディングをすることに…</span><br />公開リーディングin<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E5%8C%97" class="tagword">台北</a> こちらから一気にどうぞ <a href="http://hanuru7rose.blog71.fc2.com/blog-entry-2.html" target="_blank" title="第壱話">→第壱話</a>  <a href="http://hanuru7rose.blog71.fc2.com/blog-entry-159.html" target="_blank" title="第弐話">→第弐話</a><br /><br /><br /><span style="color:#339900">もう11月も中旬すぎとなれば<br />さすがの<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E5%8C%97" class="tagword">台北</a>でも吹いてくる夜風は冷たい<br />ましてや深夜過ぎである<br />小さな 雙城街<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%A4%9C%E5%B8%82" class="tagword">夜市</a> のど真中に座する私たちのところへ<br />端の屋台をくぐってきた風が<br /><a href="https://blog.fc2.com/tag/%E8%87%AD%E8%B1%86%E8%85%90" class="tagword">臭豆腐</a>の独特のあの臭いを運んでいた<br /><br />「林さん あなたが結婚できないのは <br />ある女性の生霊があなたに憑いているからです」<br /><br />私の言葉を聞いた宋老師はぎょっと眼を見開き<br />強張った顔つきで林さんに私の言葉を告げた<br /><br />「背格好は中肉中背 157~160程度です<br />でもどちらかというと痩せ気味 <br />太ってはいません<br />黒髪でストレート 前髪はワンレンのようにあごまで伸びています<br />胸より少し短い長さで毛先はザンバラ そろっていません<br />白いシャツにフレアーのグレーのスカートをはいています<br />は素足で先のないパンプスをはいています<br />全体に派手な印象はありません」<br /><br />宋老師が伝える言葉を聞いている林さんの顔つきが<br />みるみるうちに変化していく<br /><br />「その女性は<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E5%8C%97" class="tagword">台北</a>の人ではありません もっと南で<br /><a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E5%8C%97" class="tagword">台北</a>~台中の真中より<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E5%8C%97" class="tagword">台北</a>よりの出身です<br />あなたはこの女性と4年前まで関係をもっていたはずです<br />でも2年前には別れて連絡はとっていないでしょう」<br /><br />林さんの表情は今にも泣き出しそうに見えた<br /><br />「肌の色は白く 化粧はしていません<br />眼は一重 でも怒るとその眼を見開いて怒り狂うので<br />大き眼の印象になります<br />あなたはこの女性をしっていますか?」<br /><br />すうっ<br />私たちの周りの温度が<br />急に下がったような気がした<br /><br />「・・知っていまス 知っていまス」<br /><br />「この人はあなたを愛しすぎたのです<br />別れたくなかったのです<br />でもあなたたちは愛し合っても<br />なぜかうまくはいかなかった」<br />だから別れるときも彼女は反対しませんでした<br />でも本当はいやだったのです<br />その凝り固まった想いが執念と化して<br />彼女の意思と関係なく<br />あなたにとり憑いてしまったのです」<br /><br />私と林さんを取り囲む男たちは<br />一言も発せず<br />ただただ この成り行きを凝視している<br /><br />「あなたの言っているコト 正しい思いまス」<br /><br />宋老師の伝える声がかすかに高く響く<br /><br />「林さん こう言っていまス<br />林さんいままでに 何人か<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>の導士観てもらいましタ<br />あなた同じコト言ってると言っていまス<br />みんな女憑いてるいいしたそうでス」<br /><br />宋老師が言葉を切るのを待って<br />林さんが何かを早口で畳み掛けるように話す<br />それを聞いた老師も<br />囲んでいた男たちも<br />みな一様にとても驚いた表情で私をみた<br /><br />「<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%83%8F%E3%83%8C%E3%83%AB" class="tagword">ハヌル</a>さん その女を特定して言い当てたのは<br />アナタだけだそうでスっ」<br /><br />あぁ 寒いな・・・<br />酔いが抜けてきたのかな・・・<br />どこかで私はぼんやりとそんなことを考えていた<br /><br />「あなた林さん助けテあげてくださイ!」<br /><br />私を囲む男たちまでが<br />みな私に大声で何かを訴え始める<br />どの顔も眼も真剣そのものではあるものの<br />口々に叫ばれても<br />私には<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>語はわからないのだ<br /><br />あぁ 体が燃える<br /><br />手のひらが 頭があつく揺らめきだしていた<br /><br />---------------------------------------------(続く)</span><br /><br /><br /><A HREF="http://airw.net/newage/rank.cgi?id=ruriko21" TARGET="_blank"><img src="http://blog-imgs-12.fc2.com/h/a/n/hanuru7rose/banner.gif" alt="精神世界ランクばなー" border="0" /></a><br clear="all" /> </a><a href="http://philosophy.blogmura.com/spiritual/"><img src="http://philosophy.blogmura.com/spiritual/img/spiritual88_31.gif" width="88" height="31" border="0" alt="にほんブログ村 哲学・思想ブログ スピリチュアル・精神世界へ" /></a> <span style="font-size:x-small;">長いのに読んでくださって有難う (´;ェ;`)ウゥ・・・</span>
159

台湾の夜市で公開リーディングをした話:2

ここは台北 深夜2時の雙城街全家と書いてファミリーマートと読む日本でもおなじみのコンビニの斜め前に置かれた円テーブルで私は途方にくれていたテーブルの上には何本ものビールの空き缶が並んでいるそれどころかなんとアルコール度数52という火をつけたら燃えそうな高粱酒の空き瓶ですら足元にいったい何本転がっているのだろういくら南の国だとはいえさすがにこの時間ともなれば吹き寄せる風も冷たいしかしそんな寒さすら感... <span style="color:#339900">ここは<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E5%8C%97" class="tagword">台北</a> 深夜2時の雙城街<br />全家と書いてファミリーマートと読む<br />日本でもおなじみのコンビニの斜め前に置かれた円テーブルで<br />私は途方にくれていた<br /><br />テーブルの上には何本ものビールの空き缶が並んでいる<br />それどころかなんとアルコール度数52という<br />火をつけたら燃えそうな高粱酒の空き瓶ですら<br />足元にいったい何本転がっているのだろう<br />いくら南の国だとはいえ<br />さすがにこの時間ともなれば吹き寄せる風も冷たい<br />しかしそんな寒さすら感じないほど私は既に酔っていたのだ<br />そしてそんな私が無理だ できないとどれほど断ろうとも<br />漢方医だという彼女 宋老師はがんとして聞き入れなかった<br /><br />「さあ この人を観てくださイ!」<br /><br />宋老師が私の前に押し出した男性は<br />なんと先ほど私の顔をみて驚いた男その人だった<br />そうそれはその日の昼間のこと <br />ここから地下鉄で3駅ほど離れた場所で<br />私と彼はすれ違っていたのである<br /><br />たまたま私は温さんの友人との待ち合わせに<br />ほんの10分ほどある店の入り口にいた<br />そしてその店の奥の隅についたドアから入ってきて<br />そのまま奥のカウンターで何かをしているこの男性を<br />ほんの一瞬だけ私は横目でみたのだった<br /><br />正直にいえば私は記憶力にはかなり自信がないほうだ<br />もともとはどちらかといえば記憶しているほうだったのだが<br />カミコトに関わるにつけどんどんと<br />ざるの目から零れるがごとく<br />私の記憶はまだらになってしまった<br />ましてや新しい物事を覚えるのには<br />ずいぶんと根気がいるのである<br />カミコトのせいにしてしまえば気も楽ではあるが<br />悲しいかな おそらくそれは年のせいなのだろう<br /><br />それがである<br />昼間ほんの一瞬みただけの彼を<br />私は覚えていた<br />そして彼もまた私を覚えていたのだ<br />その上私に観てもらいたい人もまた彼なのだ<br /><br />これはもはや私の意思とは関係ない <br /><br />私は観念した<br /><br />「椅子を私の正面に向け もっと近づいて座ってください」<br /><br />林というらしいその男性は<br />緊張のために強張ったような面持ちで<br />ぐいっと椅子を手で引き寄せるや腰をおろした<br />そんな私と彼を見つめる いくつもの瞳 瞳 瞳<br />そこにいる<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>の男たちはみな一様に<br />緊張と興奮をあらわにしながら<br />なかば食い入るような強烈な視線を浴びせてきていた<br /><br />「林さんは結婚したイのにデキマセン 林さん結婚できますカ?」<br /><br />ふうっと少しだけ大きく息を吐くと<br />やがて少しづつ私の中に「世界」が侵食しはじめる<br />そうして臨界点を超えた何かがすっと「ずれ」たとき<br />「私」が切り替わった<br />ぼーんと「世界と私」の位相は転じ<br />私は私でないものへと移り変わる<br />そのとき私の瞳は閉じて半眼になり<br />口も自力で動かすには非常に骨が折れるようになる<br /><br />「あなた 女の生霊がついていますね」<br /><br />ざわめく<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%A4%9C%E5%B8%82" class="tagword">夜市</a>の瞬間を縫うように<br />私の声が低く響いていた<br /><br />-------------------------------------------<続く></span><br /><br /><br /><A HREF="http://airw.net/newage/rank.cgi?id=ruriko21" TARGET="_blank"><img src="http://blog-imgs-12.fc2.com/h/a/n/hanuru7rose/banner.gif" alt="精神世界ランクばなー" border="0" /></a><br clear="all" /> </a><a href="http://philosophy.blogmura.com/spiritual/"><img src="http://philosophy.blogmura.com/spiritual/img/spiritual88_31.gif" width="88" height="31" border="0" alt="にほんブログ村 哲学・思想ブログ スピリチュアル・精神世界へ" /></a>
2

台湾の夜市で公開路上セッション会をした話。

台北の夜は長く そしてこの夜こそが台湾本来の姿なのではないかとそう思わず私は思ってしまうまるで悪い魔法使いの魔法が解けたかのように夜の帳が下りるころ台北の路地はあでやかになまめかしく姿を変える立ち並ぶ屋台 溢れる人々ゆれるランタン 果物売りのおばさんの呼び声立ち上る湯気に巻き散らかされる臭豆腐の臭いそしてあちこちで広がる朝までの饗応雙城街夜市 その真中に身を委ねてのんびりとビールを飲むのが何より私... <span style="color:#339900"><a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E5%8C%97" class="tagword">台北</a>の夜は長く そしてこの夜こそが<br /><a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>本来の姿なのではないかと<br />そう思わず私は思ってしまう<br />まるで悪い魔法使いの魔法が解けたかのように<br />夜の帳が下りるころ<br /><a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E5%8C%97" class="tagword">台北</a>の路地はあでやかになまめかしく姿を変える<br /><br />立ち並ぶ屋台 溢れる人々<br />ゆれるランタン 果物売りのおばさんの呼び声<br />立ち上る湯気に巻き散らかされる臭豆腐の臭い<br />そしてあちこちで広がる朝までの饗応<br />雙城街<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%A4%9C%E5%B8%82" class="tagword">夜市</a> その真中に身を委ねて<br />のんびりとビールを飲むのが<br />何より私の好きな時間だ<br />ビールはもちろん<br />緑のラベルの<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>ビールを大瓶で<br />ジューシーな棒炭焼に<br />スパイシーな鹽酥鶏をてんこもり<br />そして温さんには欠かせない麺線と<br />私の愛する釈迦頭があればここが桃源郷になる<br /><br />もちろんなじみの農安街の店で<br />蜆の醤油付けや魚をつまみに飲むのも楽しいし<br />西門の映画館あたりのディープな店で<br />隣のカード勝負にチャチャをいれつつ<br />だらけてみるのも疲れたときにはいい<br />けれど私は<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%A4%9C%E5%B8%82" class="tagword">夜市</a>が<br />やっぱり好きなのだろう<br />そして士林などの観光<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%A4%9C%E5%B8%82" class="tagword">夜市</a>よりも小さな<br />雙城街には雙城街の楽しみもあるのだ<br /><br />雙城街<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%A4%9C%E5%B8%82" class="tagword">夜市</a>の農安街側には<br /><a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>のマツキヨとでも言うべき屈臣氏(ワトソンズ)がある<br />その向かい側にこの<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%A4%9C%E5%B8%82" class="tagword">夜市</a>でもおいしいと評判の<br />ある棒炭焼屋台があるのだが<br />私と温さんがそこで串焼きを買おうとしていたとき<br />ある女性が声をかけてきた<br />彼女は流暢な日本語を話す<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>人で<br />私たちが日本人なので<br />きっと何か困っているのではないかと<br />声をかけてくれたのだった<br /><br />そうこうするうちに<br />次には彼女の知り合いらしき男性がやってきた<br />そして私の顔をしばらくじっと見つめると<br />あっと驚いた声を出した<br />その声に驚いた私が思わず彼の顔を見つめた瞬間<br />私も ああっと声をあげてしまった<br />その男性はなんと その日の昼間 <br />私が人との待ち合わせで立ち寄った<br />とあるお店の奥のほうにいた男性だったのだ<br />もちろんお互いに一言もそのときは口も聞いていないし<br />はっきり顔を見たわけでもなかった<br />それでも彼も私も今日会ったことを覚えていたのだ<br />結局私と温さんは<br />二人に誘われ彼らの飲むテーブルで<br />ご一緒させていただくことになったのだった<br /><br />食べ物は美味しくそして話は弾み<br />日本人の私たちを珍しがって<br />どんどんビールやら高粱酒やらが振舞われる<br />やがて 実は私は漢方医なのという彼女が<br />にこにこと こう私に尋ねた<br /><br />「<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%83%8F%E3%83%8C%E3%83%AB" class="tagword">ハヌル</a>さんは何しに<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>きましたカ?」<br /><br />私は ぐっと答えに詰まってしまった<br /><br />なんと答えればよいのだろう・・<br />観光ではない<br />買い物ではない<br /><a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8D%A0%E3%81%84" class="tagword">占い</a>をしてもらいに・・きたわけでもないし<br />まして温泉にはいりにきたのでもない<br />いや 全部したいのだけど時間がない<br />いやいやそうじゃなくって・・<br /><br />「<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%83%8F%E3%83%8C%E3%83%AB" class="tagword">ハヌル</a>さん仕事は何してるですカ?」<br /><br />私は覚悟を決めた<br />いつも自分のしていることを口に出すのには<br />相当の覚悟が必要で<br />このときもまた口にすることに対して<br />まるで切腹するかのごとき気合が必要だったのだ<br /><br />「・・・チートンです」<br /><br />「チートン・・? チー・・?」<br /><br />私は手帳に文字を書いて見せた<br /><br />「チー・・!? あなたチートンですかっ?!」<br /><br />「・・はい チートンが仕事です」<br /><br />彼女は私から手帳を奪うや<br />周りにいる人たちに見せ<br />私を指指しては手帳を指差し何かを早口でまくし立てた<br />するとそれを見せられた人々が<br />一様に私を驚いた目でみるや<br />興奮した面持ちでいすを引きずって集まってきたのである<br /><br />な・・なに?<br />なにがどうなったの???<br /><br />急に私は不安になった<br /><br />「<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%83%8F%E3%83%8C%E3%83%AB" class="tagword">ハヌル</a>さん お願いありマス」<br /><br />イヤな予感がした<br /><br />「あなたチートン!彼とてもこまていマス! 彼を観てくださイ!」<br /><br />予感的中である<br /><br />「いえ 私ずいぶん酔っ払っていますから解るのか解りませんし」<br /><br />「大丈夫でス!問題ないでス!」<br /><br />私を凝視する<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>人の強い視線を痛いほど感じながら<br />心底私は後悔していた<br /><br />あぁ 言うんじゃなかった<br />あぁ どうしよう <br /><br />「さァ! さァ!」<br /><br />もはや逃げられない<br />こうして<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%A4%9C%E5%B8%82" class="tagword">夜市</a>のど真中<br />大好きな夜市を楽しむどころか<br />興奮した人々に凝視されながら私は<br />セッションをすることになってしまったのであった<br /><br />__________________________________________________(続く)</span>
37

これが私の生きる道:10

重い心を抱いたまま私は作り笑顔を張り付かせまるで何もかも悩みが解決したかのように明るくはしゃいで見せていたそうせねば この廟に集う信者の皆さんになんだか申し訳ないようなそんな義務感でいっぱいだったのだここは信仰の場だ地元の人々が日々頭を下げ手を合わせ捧げ物をし平穏を願うそれはこの廟が作られてから営々と年月とともに営まれてきたものだ本当は私のような観光客がこんな風に土足で上がりこんでいいところではな... 重い心を抱いたまま<br />私は作り笑顔を張り付かせ<br />まるで何もかも悩みが解決したかのように<br />明るくはしゃいで見せていた<br />そうせねば この<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%BB%9F" class="tagword">廟</a>に集う信者の皆さんに<br />なんだか申し訳ないような<br />そんな義務感でいっぱいだったのだ<br />ここは信仰の場だ<br />地元の人々が日々頭を下げ<br />手を合わせ捧げ物をし平穏を願う<br />それはこの<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%BB%9F" class="tagword">廟</a>が作られてから<br />営々と年月とともに営まれてきたものだ<br />本当は私のような観光客が<br />こんな風に土足で上がりこんでいいところではないのだ<br /><br />風にあたろうと<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%BB%9F" class="tagword">廟</a>の外へ出ると<br />邸氏が煙草を吸っていた<br />ふと思いついて私は黄さんに<br /><br />「邸さんはいつから<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC" class="tagword">タンキー</a>になったのか聞いてもらえませんか?」<br /><br />と お願いしてみた<br /><br />「36の時だそうです」<br /><br />36歳・・・<br /><br />「36歳のある時 私は突然おかしくなりました<br />食欲不振 頭痛 吐き気 めまい 耳鳴り 発熱 が続き<br />そのうち夜も眠れなくなり 仕事にもいけなくなりました<br />いつもなんだか気分が悪く いわゆるうつ病のようでした<br />立つこともできず 寝たきりになり<br />妄想や幻覚 幻聴がはじまりました<br />何の理由もなくある日そうなってしまったのです<br />それでも病院では原因がわからず<br />家族は私がキチガイになったと精神科へ連れて行きました<br />薬も注射もなにひとつ効きませんでした<br />とても つらい日々でした<br />やがて 知り合いがこれは<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC" class="tagword">タンキー</a>に見せたほうがいいんじゃないかと<br /><a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC" class="tagword">タンキー</a>のいる とある<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%BB%9F" class="tagword">廟</a>へ連れて行ってくれました<br />そこでこれは巫病だとわかったのです<br />それで私は<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC" class="tagword">タンキー</a>になることを受け入れたのです<br />それから30年がたちました」<br /><br />聞いているうちに<br />思わず私は嗚咽をもらした<br />こらえようとした喉がぶるぶると震える<br /><br />いやだ いい年をして恥ずかしい<br /><br />けれどこらえきれなかった涙が<br />ぽろんと一粒こぼれた<br />一度こぼれた涙はついに溢れ始め<br />もう止めることができなかった<br /><br />私は邸氏の汚れた胸にしがみつき<br />えんえんと泣いた<br />とまどい身じろぎをした邸師の<br />むっとした体臭が鼻をついた<br />それでも私は胸にうずめた顔をあげられず<br />これ以上伸びようのないランニングを<br />破れんばかりに握り締め<br />私は大声で泣きじゃくった<br />もう化粧がぐちゃぐちゃになろうとも<br />どれほど恥ずかしかろうとも<br />どうでも良くなっていた<br /><br />私はいつも孤独だった<br />人と楽しく話していても<br />いろんな人に囲まれていても<br />私はいつも孤独を感じていた<br />例えばあなた以外の日本人が全員滅亡してしまい<br />地球にあなたが独りだけの日本人になったとしよう<br />ヒトとして人類としてはあなたは独りではない<br />けれど誰もあなたとは「同じ」ではないのだ<br />私の感じていた孤独はそういう種類の孤独だった<br />それが何故なのかわからなかった<br />実際には私は独りではないのだ<br />家族もいるし子供も持っている <br />つきあって4年の彼氏もいる<br />時には電話や食事に行くような男女の友人もいる<br />私は自分のもつこの「孤独」はもしかしたら<br />単なるよくある青少年特有の分離不安なのかもしれないと思うと<br />そんな自分にうんざりしていた<br />つまり私は単なる精神が未発達なだけなのだろうから<br /><br />かといってこの気持ちを<br />誰かと分かち合いたいと思うことはなかったし<br />その孤独を神仏に訴えることは無かった<br />そしてこの孤独が何故なのか神仏に問うともなかった<br />私は神仏に<br />自分のための何かを訴えたり求めることはなかったのだ<br />けれどせめて<br />せめて同じ体験をした人にあいたかった<br />そしてその人の声を聞きたかった<br />子供じみた思いかもしれないけれど<br /><br /><br /><br /><br /><br />そう 私は<br />ずっとずっと<br />大声をあげて泣きたかったのだ<br />ただ泣きたかったのだ<br /><br /><br /><br /><br />いきなり号泣し<br />しがみついてきた私にとまどいながら<br />それでも黄さんから<br />私が精神異常として扱われきたことを聞き<br />邸氏はまるで幼い子供にするかのように<br />私の頭を撫でてくれたのだった<br /><br /><br />「あなたは私と同じです 同じですよ」<br /><br /><br />雲の隙間には星が見える<br />異国の空の下言葉も通じぬ老爺が<br />私をなだめるように背中をぽんぽんと叩きながら<br />頬をさすり微笑みかける<br />ふと目の端にうつるセブンイレブンの明かり<br />その蛍光灯の白い光はなぜか私に日本を思わせた<br /><br />そうか そうなんだな<br /><br />私は何かが私の中で終わったことを知った<br />それが何かはわからないけれど<br />ひとつの時間が終わり<br />またひとつ私の新しい時間が始まったんだなと思う<br />そう それは <br />もしかしたら<br />覚悟 とか 決意 というような そんなもの<br />いろんな生き方があって<br />いろんな生活があって<br /><br />そう これが 私の生きる道<br />生きていく道なんだ<br />他の誰でもない私が生きていく道<br /><br />生ぬるい風吹く<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E5%8C%97" class="tagword">台北</a>で<br />こうして私はまたひとつ<br />小さな小さな一歩を記したのだった<br /><br />++++++++++++++++<<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC" class="tagword">タンキー</a>編:終了><br /><br /><br />ようやく終わりました~~(;~〓~) アセアセ<br />早く終了するために<br />ちょっと削った変わったエピソードなんかも実はありました<br />また チャンスがあれば 書いてみようと思います<br />
38

これが私の生きる道:9

とまどいながらも座れといわれ座った私ではあったが普段から瞑想する習慣もない私がいきなりこんなところでそんなこと出来るはずもない何より肉体的に疲れきっていた目なんぞ閉じようものなら絶対寝てしまういや寝る 間違いなく寝るうっかり寝ちゃってみんなにばれたらどうしよう恥ずかしいよなぁだいいち何もわかんなかったらやっぱり違ってましたってなっちゃうのかないつまで座ってたらいいんだろう・・・あぁ 眠い・・・私は... とまどいながらも<br />座れといわれ座った私ではあったが<br />普段から瞑想する習慣もない私が<br />いきなりこんなところでそんなこと出来るはずもない<br />何より肉体的に疲れきっていた<br /><br />目なんぞ閉じようものなら絶対寝てしまう<br />いや寝る 間違いなく寝る<br />うっかり寝ちゃってみんなにばれたらどうしよう<br />恥ずかしいよなぁ<br />だいいち何もわかんなかったら<br />やっぱり違ってましたってなっちゃうのかな<br />いつまで座ってたらいいんだろう・・・<br />あぁ 眠い・・・<br /><br />私は激しく雑念だらけであった<br />集中だの無心だのとはあまりにも程遠い<br />案の定気が付くと瞬間的に寝ていて<br />ふっと意識がなくなる<br />ガクンと垂れた頭の重みではっと目がさめる<br />その繰り返しの感覚がだんだんと短くなっていた<br />頭の揺れで寝ていることがばれてやしないかとおもうと<br />さすがに恥ずかしくてたまらなかった<br />やがて「起きている」ということだけが目的になってきて<br />あれだけあったはずの雑念すら浮かばなくなる<br />がやがやうるさかった周りの立てている音も<br />最早何一つ聞こえなくなっていた<br />そうして 今起きているのか 瞬間的に寝ているのか<br />微妙に曖昧な感覚になり始めたとき<br />私はおきていながらにして夢をみた<br /><br />私の目の前は真っ白だった<br />上もしたも何もない 誰もいない<br />天地も時間も何もないような視界全てが白だった<br />そして真っ白な何もないその向こうから<br />ものすごいスピードで金色の光が私へと投げかけられる<br />瞬間で視界すべてが金色の光に満ちた<br />その光の中を真っ白な巨大な龍が私に向かい<br />これまたものすごいスピードで体をくねらせて飛んできた<br />そうして世界の果てまで続くようなその大きな体のうねりの向こうに<br />真っ白な布をかぶった白い衣の観音様が立っているのだった<br /><br />「あ」<br /><br />私は我に返った<br /><br />私は一体どれくらいそうして座っていたのかわからなかったが<br />妙にすっきりしていたので <br />これはやはり実は結構寝ていたのかもしれないと<br />ばつの悪い思いがした<br />自分では寝ていたつもりはなかったけれど<br />うとうと寝ていたのは間違いないことだろうし・・<br />なんにせよもう立ってもおかしくない時間かなと<br />立ち上がることにした<br />  <br />するとサポーターの男性が私に声をかけてきた<br /><br />「何か観えましたか?」<br /><br />夢・・かもしれないけれどなぁと思いつつ<br />私は先ほどみた龍と観音様の話をした<br />すると彼は非常に興奮した表情で<br />うんうんと激しくうなづくと<br /><br />「やはり あなたに縁付いているのは観音様ですね」<br /><br />と 早口で話した<br /><br />「いえ 夢かもしれないし」<br /><br />私はなんとなく <br />自分のどこかで知っていることがあった<br />そう それは私の源が誰なのかということだった<br />しかして観音さまは <br />私個人の際につながる中継地点のような存在で<br />あえて言えば担任の先生のようなものなのだ<br />源の情報量を圧縮して<br />必要なところを解凍してくださる存在だ<br />私がカミコトをする際に現れる多彩な神々とは<br />また少し役割が違うのだとどこかで理解していたのだ<br /><br />「<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC" class="tagword">タンキー</a>は縁のある神仏と本人の顔がなぜかそっくりなのです<br />ほら 見てください」<br /><br />指差されたこの<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%BB%9F" class="tagword">廟</a>で一番大きなその神像は<br />おそらくここのご本尊と思しきもので<br />確かに邸氏にとてもよく似た顔立ちだった<br />邸氏の顔とと神像を何度も何度も私は見比べる<br />ギリシャの人が作ればギリシャ的に<br />日本人が作れば和的になるのだから<br /><a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>の人がつくった神像が<br /><a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>独特の顔に出来ていて<br />邸氏にそっくりであっても<br />「それはそういうこともある」ということじゃないのかなぁ<br />などと いつもの癖で<br />私は話半分に聞き流していた<br />その視線に気が付いて<br />邸氏が私のほうにやってくると<br />サポートの男性と何かを話しこむ <br />そのとたん今度は私に向かって<br />邸氏まで少し興奮しながらこう言い出したのだ<br /><br />「やはりあなたは観音なんだね<br />顔を見たときに おや と思っていたんだよ<br />例えばだれかが 観音像を作ってくれと頼んだなら<br />それは必ずあなたと同じかおに出来上がる<br />それは偶然ではない あなたが観音である証拠なのだ<br />私とこの天公が同じ顔になっているのも偶然ではないのだ<br />あなたの写真がなくともあなたのことを知らずとも<br />観音像の顔には必ずあなたの顔が「ある」のだ」<br /><br />そんなことあるのだろうか<br />私は頭の中に様々な観音像を思い浮かべてみた<br />確かに昔から仏像顔だとは思ってるし言われてきた<br />中には似ていると思うものもあるだろうし<br />けれど総合的に言えば<br />明らかに観音像のほうがどうみてもキレイだ<br />でも こんなにはっきり自信を持って言い切られると<br />何がなんだかわからなくなってくる<br /><br />苦笑いをしている私を<br />サポーターの男性がじれったそうに<br />壇の裏がわに立ち並ぶ大量の神像のところへと引っ張っていく<br />そして今度はそこへ<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%BB%9F" class="tagword">廟</a>にお参りに来ていた何人もの<br />お婆さんやおじさんを連れてくるとこういった<br /><br />「この中にこの日本人と同じ顔の像があるかね?」<br /><br />するとどうだろう<br />人々はみな一斉にぎょっとした顔をするや<br />ある神像の方を指さした<br />サポーターはさらにひとりづつに問う<br /><br />「二つ似たのが並んでいるが この日本人と同じ顔はどれだね」<br /><br />問われた老女も老人もおじさんもみな誰にも聞かずに<br />ぴたっと同じ方向にある像を指し示す<br />そして私の顔を見ては何かを話し合っていた<br /><br />「あの どれを選んでいるのでしょう?」<br /><br />線香の煙で燻されて正面だけすっかり黒くすすけた大量の神像の群れ<br />その中に他と見比べてもとても女性的な二体がいた<br />どうやらそのどちらかのことを言っているのだとは検討がついていた<br /><br />「あなたは自分に似ているのはどれだと思いますか」<br /><br />言われてもう一度見直す<br />左側の方はどちらかといえば <br />体格もどっしりと太りじしでいかにもなんだかおばさん風だ<br />顔の輪郭もぽっちゃりしている<br />高く頭を髷に結い大阪のおばちゃんに居そうな感じだ<br />そしてその厳しい目つき<br />いかにもおっかさんな風貌<br />トータルなことをみれば私はこっちだ<br />しかし・・・<br />その顔立ちがどこか私には似ていないのだ<br /><br />右側の像はすっと背が高く柳腰で<br />行かず後家なのか(失礼極まりない)若くはないのだが<br />年齢不詳の娘風だ<br />輪郭も細面で おそらく大陸美人なのだろう<br />左側の像の<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>的な顔立ちとは違っている<br />そう 私はけっして美人ではない<br />キレイだったら人生もっと成功していたのにと<br />どれだけ悩んだかしれないほどだ<br />それでも・・・<br />この左の像の輪郭の中の顔は私の顔だった<br />まん丸な輪郭の中にこの顔立ちを描いたなら・・・<br />長い鼻すじ そこからつながる骨の描くカーブ <br />細くて切れ長の長い目 <br />長いほほ 薄い上唇 <br />分厚い下唇 その目つき<br />それは 私の顔だったのだ<br /><br />「それは千の手をもち千の眼をもつという観音です」<br /><br />千の手 千の眼 観音<br />それは千手観音のことなのか?<br /><br />「いえ 千手観音という名前は知りません <br />これは千の眼と手がある観音だと言われています」<br /><br /><a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>に来て私はいろいろなことを言われた<br /><a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8D%A0%E3%81%84" class="tagword">占い</a>の老師には前世が神仏であると <br />そして人を救うために人の体で生まれてきたと<br />正義宮では<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC" class="tagword">タンキー</a>の邸氏によって<br />私には神が宿り そして私自身が<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%BB%9F" class="tagword">廟</a>であると<br /><br />これが私がほしかった答えだったんだろうか<br />いや答えなんかを探し求めてはいないのだ <br />私が望んだのはなんだったんだろう<br />このココロの重みはなんなんだろう<br /><br />私は何故<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC" class="tagword">タンキー</a>に会いたかったんだろう<br /><br />興奮するサポーターとうらはらに<br />私の心は冷めていった<br /><br />+++++++++++++++++++<すいません汗 10へ続きます><br /><br /><br /><br />
39

これが私の生きる道:8

翌日私とTさんは再び正義宮を訪れた時刻は前日と同じ夜の22時30分廟には昨晩と同じ人々が既に集まっていた促がされるままに また13本の線香を求め神々を拝んで回り そして真っ赤な神さま用の紙ではさまれた神仏専用の紙幣を炉で焚き上げる神幣は一枚づつ炉の中の炭の上へとへ投げ込んでいく100枚を焚き上げるころには炉はごおごおと炎を巻き上げ夜空へと墨色の煙を送り出していた「こっちへ来なさい」そう言われ 私達... 翌日私とTさんは再び正義宮を訪れた<br />時刻は前日と同じ夜の22時30分<br /><a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%BB%9F" class="tagword">廟</a>には昨晩と同じ人々が既に集まっていた<br />促がされるままに また13本の線香を求め<br />神々を拝んで回り そして<br />真っ赤な神さま用の紙ではさまれた<br />神仏専用の紙幣を炉で焚き上げる<br />神幣は一枚づつ炉の中の炭の上へとへ投げ込んでいく<br />100枚を焚き上げるころには<br />炉はごおごおと炎を巻き上げ<br />夜空へと墨色の煙を送り出していた<br /><br />「こっちへ来なさい」<br />そう言われ 私達は壇の左隣におとなしくたたずむ<br />前日と同じように<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC" class="tagword">タンキー</a>は小さな座布団に座り<br />そしてどんどん激しい降神状態へと移っていっていた<br />怪我をしないように二人のサポーターが<br />さりげなく邸氏の周りに寄り添う<br />神が降りた<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC" class="tagword">タンキー</a>は激しいゲップをしながら <br />物理法則を無視した動きや<br />肉体の常識を超えたポーズを軽々と続けつつ<br />私への答えを延々と語りつづけ<br />それを筆記専門のサポーターが<br />どんどんと紙へ書き留めていっていた<br /><br />私の質問 それは簡単にいえば<br />「私はカミコトでお金をもらっていいのか」<br />ということに尽きた<br />私は自分のしていることにいつも疑念があった<br /><br />人を騙しているのではないか<br />これは妄想の結果なだけではないのか<br />いやコールドリーディングではないのかと<br />いやいや 全てまぐれ当りなのだ<br />何しろ宝くじの当り番号だって答えられやしないのだ<br /><br />何がありで何が無しなのか<br />比べることの頼りなさにおろおろしながら<br />他の仕事につこうとする度起こる激しい体調不良に<br />これは巫病の続きなのか<br />単なる精神病なのか<br />自問自答の日々を何年も送っていた<br />一般的に巫病は成巫の際のものとの認識が強い気がするが<br />実際中央アジアのシャーマンは<br />シャーマンの仕事からはなれようとするたびに巫病が起こるので<br />巫病というものが一度とは限らぬとも思ってもいたのだ<br /><br />いきなり<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC" class="tagword">タンキー</a>が私の頭に手を置いた<br /><br />え?<br /><br />何かを言っているのだが<br /><a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>語のわからぬ私には何がなんだかわからない<br /><br />なんだ? なんなんだ?<br /><br />それを聞いた黄さんはとても怖い顔をしている<br />私はその黄さんの表情に何かただならぬ感じを受けた<br /><br />「黄さん どうしたんですか・・・?」<br /><br />あぁ やはり 私は詐欺だと今断罪を受けているのだ<br />どうしよう どうしたらいいんだろう<br />どうしたら 私を信じてくれた人々に罪を償えるのだろう<br />ああ どうしたら どうしたら<br />一瞬の間に私の思考は走り回る<br /><br />「<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%83%8F%E3%83%8C%E3%83%AB" class="tagword">ハヌル</a>さん あなたの頭には神様がいます」<br /><br />は?<br /><br />一瞬わけがわからなかった<br /><br />「あなたのここ(前頭部)に神様がいると邸さんは言ってます<br />あなたは神様の仕事をする人なのです <br />邸さんが自分と同じ存在なのだと言っています<br />あなたには神がいます」<br /><br />神様のしごと・・・・?<br />同じ・・・?<br /><br />「あなたは生きて動く<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%BB%9F" class="tagword">廟</a>なのです」<br /><br />・・・・生きて動く<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%BB%9F" class="tagword">廟</a>?!<br /><br />「神様は<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%BB%9F" class="tagword">廟</a>に居ます <br />お供えのロウソク 線香 ともす明かりの電気代 掃除するためのお水<br />全てお金かかります<br />あなたの場合 あなたが生きて食べて暮らすこと自体が<br />そういうことをしているのと同じなのです <br /><a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%83%8F%E3%83%8C%E3%83%AB" class="tagword">ハヌル</a>さんは<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%BB%9F" class="tagword">廟</a>であり 人はあなたのところにいる神様にお金を送るのです<br />だから あなたは神様の仕事をしてお金をもらわなくてはいけないです」<br /><br />「え・・私が生活していることがイコールになるのですか?」<br /><br />「そうです あなたが生活をする 子供を育てる <br />それは 全て寺院で僧侶がご本尊に祈りつづけるのと同じなのです」<br /><br />そんなこと あるのだろうか?<br />そんな都合のいいことって あるのだろうか?<br />そんなはず ないじゃないか<br />だって 私は詐欺師じゃないのかって・・・<br /><br />「壇の前に座って目をつぶりココロを静かにしなさい」<br /><br />こんなみんなが見ているところで?!<br />私は露骨に動揺した<br /><br />「いいから 座りなさい」<br /><br />命令されて仕方なく私は<br />さっきまで<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC" class="tagword">タンキー</a>が座っていた座布団に腰をおろす<br /><br />「胡座かいて目をつぶりなさい」<br /><br />スパッツをはいてて良かった<br />ジーンズだったらムリだなぁ などとどうでもいいことを思う<br /><br />「あなたが普段行っている<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%BB%9F" class="tagword">廟</a>は誰の廟ですか?」<br /><br />「(寺とか神社のことかな・・?)あちこちですが大体3箇所が多いですけど・<br />・<br /><a href="https://blog.fc2.com/tag/%E8%A6%B3%E9%9F%B3" class="tagword">観音</a>様のところにいくのが一番多いです 最初に呼ばれたような気がしたのがそ<br />こでした」<br /><br />「あなたは夢の中で誰かに呼ばれて返事をしたことはありますか?」<br /><br />「・・・わかりません 記憶にはありません」<br /><br />「写真などに何か写したことがありますか?」<br /><br />「携帯で写した空に眼でみたときにはわからなかったのに <br />光ってとぐろを巻きながらこちらへ飛んでくる龍にとても似ているものが写った<br />ことがあります」<br /><br />「では 目を閉じたまま静かにじっとして神を観じなさい<br />あなたと縁の深いのが誰なのかわかるはずです」<br /><br />ここ3日ほどまともに寝ていなかった私はとても疲れていた<br />右側からは付けっぱなしのテレビが<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>の歌謡ショーをがなる音が聞こえていた<br />すぐ左ではTさんが黄さんに通訳されながら<br />地元の人たちにあれこれ話し掛けられている声がしている<br />後ろの方ではざわざわと歩く音や笑いさざめくおばさんたちの声がする<br /><br />こんなところで瞑想しろっていわれてもできっこないよ<br /><br />私は心のなかで不満をもらした<br /><br />+++++++++++++++<9へ続く・次回最終回>
40

これが私の生きる道:7(改定)

いよいよ時は訪れた中国動乱の中を生き残ってきた台湾のタンキー本の中でしか知らなかったその祭祀を私は今この目にするのであるそれはどんな有り様なのかその時私は何を感じるのかただ傍観者としてそこにその他大勢としてあるだけなのかそれとも・・・いや 本当はそんなことはどうでも良かったとにもかくにも私は霊能力者や霊媒師が神懸かる現場に居合わせてみたかっただけなのだ私は私以外が神と触れ合うその時を今まで一度も見... いよいよ時は訪れた<br />中国動乱の中を生き残ってきた<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>の<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC" class="tagword">タンキー</a><br />本の中でしか知らなかったその祭祀を<br />私は今この目にするのである<br />それはどんな有り様なのか<br />その時私は何を感じるのか<br />ただ傍観者として<br />そこにその他大勢としてあるだけなのか<br />それとも・・・<br />いや 本当はそんなことはどうでも良かった<br />とにもかくにも<br />私は霊能力者や霊媒師が<br />神懸かる現場に居合わせてみたかっただけなのだ<br /><br />私は私以外が神と触れ合うその時を<br />今まで一度も見たことが無かった<br />やはり自分は本当は「違う」のではないか<br />自分以外の神懸かる様を見たのなら<br />是か否かわかるのではないだろうかと<br />いつか考えるようになっていた<br />怯えながらも卑しい私は<br />神懸かった第三者による激しい叱責を<br />そして「断罪」を受けるのを<br />心の奥底で期待していた<br /><br />お前はただの精神病だ<br /><br />その運命の一言を待っていた<br /><br /><br /><a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC" class="tagword">タンキー</a>である邸氏は<br />どんどんと激しくなっていく<br />ゲップをげえげえと繰り返しながら<br /><a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%BB%9F" class="tagword">廟</a>の中を行ったり来たりとうろつきまわる<br />やがて目を閉じると <br />唐突に祭壇の前に据えられた<br />小さな薄い座布団に腰をおろした<br />そしてそのまま胡座をかき<br />胸の前で手を合わせ<br />口の中で何かをもごもごと唱え始める<br /><br /><a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%BB%9F" class="tagword">廟</a>の空気は一変していた<br /><br />先ほどまでの家庭的な<br />まるで親戚の集まりとでもいった穏やかな雰囲気だった<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%BB%9F" class="tagword">廟</a>が<br />今では集まったもの皆が一心に邸氏を見つめ<br />そして神を迎えるそのときが近づくのを待っている<br />怖いほど張り詰めたそしてどことなく興奮したような<br />そんな奇妙な空気が場を満たしていた<br />入り口付近では誰かが小声で何かをささやく声が聞こえる<br />けれど異国人の私には<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>語のささやきなど<br />この異様な光景にぴったりなBGMのようにしか感じていなかった<br /><br />邸氏のゲップはさらに酷くなっていく<br />目を閉じ何かをつぶやきつづける彼の身体は<br />ゆらゆらと前後左右と揺らめき<br />初めは小さかったその動きは<br />やがて座ったまま倒れこむのではないかと思うほど<br />大きく大きく揺れ動き始めた<br /><br />ふと入り口を振りかえると<br />人垣の隙間から通行人の姿が見えた<br />通り過ぎていく人々はみな若く<br />ミニスカートにブーツといった<br />いまどきの服装をした若者たちで<br />一瞬目を留めはするものの<br />関心も示さずに通り過ぎていく<br />それが私には驚きだった<br />ほんの1メートル内側では<br />今まさに神が降臨しようとしている<br />けれどそこを若いカップル達が腕を絡ませ通り過ぎていく<br /><br />あぁ これが 聖と俗の本質なのだ<br /><br />先ほど神懸かるのを見破られまいとした私の苦悩の答えを<br />目に見える形で教えられた気がした<br /><br />聖と俗 その両義性か・・<br /><br />ここにも日常と非日常がぱっくりと顔を現していた<br /><br />やがて邸氏は<br />大声で何かを叫び始めた<br />それは<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>語のわからぬ私には<br />一切聞き取れぬ言葉であった<br />しかし何故か私には邸氏が<br />何を話しているのか分かる気がした<br />いや もちろんその言葉は<br />音としては聞き取れは<br /><a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>語に似てはいるが<br />これは<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>語ではないと思った<br />そうこれはおそらく「異言」なのだ<br /><br />異言というのも<br />本当はなんと言うのかは分らないのだが<br />私が神仏とつながるとき<br />自然と口から話す言葉であり<br />それは日本語に似ているけれど日本語でなく<br />韓国語に似ているけれどもそうでなく<br />けれど単語の部分はそのままのものもあり<br />しかし総合的には何語ともいえぬ言葉なのだ<br />何語とも言えぬので私は<br />「普通の言葉と異なる言葉」の略で<br />「異言」と呼んでいる<br /><br />しかし何故このときそう思ったのかわからない<br />けれど私はなんの疑問も無く<br />なぜかそう思ったのだった<br /><a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC" class="tagword">タンキー</a>が今発しているこの言葉は<br />決して<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>の人にも聞き取れぬと<br /><br />激しく身体を揺らせながら<br />時に叫び 時につぶやく 今<br />この地に そして邸氏に<br />神が近づいていた<br />そして次の瞬間<br />あっと思うや邸氏は<br />なんと胡座をかいたまま<br />祭壇の上に飛び乗っていたのである<br />そして悶絶するように背中を反らしたかと思うと<br /><br />ぎょぇえぇぇええ<br /><br />一際大きな叫び声を放った<br /><br />その祭壇は身長163センチである私の<br />ウエストほどの高さの大きなものであり<br />いくら何でも<br />せめて助走しないと飛び乗るのは難しい<br /><br />・・・麻原○晃か?<br /><br />瞬間私の頭をそんな言葉がよぎる<br />しかし 今この瞬間<br />彼は神と合一していたのであった<br /><br />**************(<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC" class="tagword">タンキー</a>編8へ続く)<br /><br />熱で頭がぼけていたため<br />相当適当な文章でアップしていたことに気が付きました 汗<br />さっき見直したらあまりにひどく <br />我ながら驚きました<br />既にアップした後なので<br />最低限の改定を施しておくに留めますが・・・<br />意味がわからないにもほどがある文章で<br />本当にすみません・・・<br />
4

これが私の生きる道:6(日常の狭間編)

天公の前に立った私は必死で自分を抑えていたそれは神威だった神威(しんい)とは神が持つ霊波のようなもので神圧とでも言えば良いのだろうかうまく説明できないのだが・・・それが神威というのが正しいのかもわからないこの霊波自体には何の意思も何もなく海が波を生むように神から湧き出る波のようなものなのだそしてそれは神がただ「在る」だけで生まれ出でるものなのだであるからこの波動自体はエネルギー波と思っていただいて... 天公の前に立った私は必死で自分を抑えていた<br />それは神威だった<br /><br />神威(しんい)とは神が持つ霊波のようなもので<br />神圧とでも言えば良いのだろうか<br />うまく説明できないのだが・・・<br />それが神威というのが正しいのかもわからない<br />この霊波自体には何の意思も何もなく<br />海が波を生むように<br />神から湧き出る波のようなものなのだ<br />そしてそれは神がただ「在る」だけで<br />生まれ出でるものなのだ<br />であるからこの波動自体はエネルギー波と<br />思っていただいてもいいのかもしれない<br />またそれは本体自身の持つ波長とは<br />微妙に違っていたりすることもある<br /><br />かつて岐阜県の高賀神社を訪れた際感知したのが始まりで<br />私は単純にいつも「神様の波動」と呼んでいた<br />しかし高賀神社の場合は龍の波動だと思っていたし<br />私以外誰もそれを感じてはおらず<br />みなポカンとしていたのを覚えている<br />私も「私だけが分かるのよ」的なものは<br />とても恥ずかしいし嫌悪するタイプなので<br />この「神様の波動」を感じても<br />殆ど話したことはなかった<br /><br />それが天公の前に立った私へ<br /><br />『しんい(神威)』<br /><br />と これが「神威」というものなのだと何かが告げたのだ<br /><br />神威 神威だ<br /><br />何も疑うことはなかった<br />私が勧請したわけではない<br />まだ <a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC" class="tagword">タンキー</a>が勧請したわけでもない<br />けれど これを神威だというのだと<br />なぜか私は少しも疑問を抱かなかったのだ<br /><br />今これをこうして書いていても<br />やはり恥ずかしくてかなりためらいを感じる<br />でも 恥ずかしがるのをやめることにしたのだから<br />頭がおかしいと思われても書きすすめよう<br /><br />私にそれを告げた「何か」<br /><br />それは私の預かり知らぬ「神」であった<br />今までアクセスしたことのない間違いない「神」であった<br />私の斜め上方に<br />肉の目には映らぬ白金色の光が現れていた<br />そして天公の持つ強い強い神威が<br />私の中の「私」を激しく鳴動させ<br />肉体をも揺り動かそうとしていたのだった<br /><br />私は必死だった<br />ここは<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>の<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%BB%9F" class="tagword">廟</a>すなわち他人様の土俵である<br />ここにはきちんと<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC" class="tagword">タンキー</a>がおいでになるのだ<br />私などが勝手に神威を戴いて<br />神懸かってはならないのだ<br /><br />けれどそう思う私の意思など無視して<br />手は動き宙に舞いだそうとする<br />渾身の力で押さえつける脚も<br />何かに操られるかのように踊りだそうとする<br />あの暖かで巨大な光を受けて<br />既に両の目は神が降りるときそのままに<br />半眼以上には開かなくなっていた<br /><br />私の斜め後ろでは<br />拝拝を終えたSさんが<br />進められるまま椅子に腰掛け<br />白湯を渡されているのが「見えた」<br />人々はみな 和やかに談笑し<br />その声が様子があまりに日常的すぎて<br />今この瞬間私に起こっていることを<br />誰も気がついていないということに<br />安心と不安の思いがぐるぐる交差した<br /><br />今味わっているこれは妄想ではないのか<br />神威なら<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC" class="tagword">タンキー</a>の人だって<br />何かいってくるんじゃないのか<br />いや ばれないように<br />全精力つかっているのだからあたりまえだ<br />でもまるで まるで<br />よその家族団欒の声が聞こえてきたあの部屋で<br />旦那に酒瓶で殴られていたあの時みたいだ<br />私だけが 私だけが<br />世界からはみ出しているみたいだ<br /><br />外から見たら普通に見えるように<br />そればかりを気にして必死になっているけれど<br />内実はそれどころではなかった<br />夜更けの<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E5%8C%97" class="tagword">台北</a>は風が吹けばそこそこ寒くなる<br />中にはファーのついたコートを着ている人もいた<br />拝み続ける私の身体は肉の包み紙でしかなくなっており<br />中身はぐらぐらと激しく沸騰していた<br />まるで沸かした湯のように<br />私の身体の中身がごぼごぼと沸騰し<br />目には見えぬ何かの流れが<br />奔流となり対流を起こしていた<br />その発する蒸気が頭の登頂から天へと<br />蒸気機関車の煙のようにごおごおと抜けていく代わりに<br />背中の背筋に沿うようにして<br />とろとろと金色の暖かな何かが流れ込み<br />どろりと胸で金色の輪を描いて回していた<br />やがて燃えるように暑くなり<br />特に顔 とくに額の中心は<br />火を噴いているかのように暑く<br />私は額からだらだらと汗が流れ落ちてくるのを感じていた<br /><br />これ以上は もう限界<br />もう 「自分」を保てない<br /><br />限界の力を振り絞り<br />祭壇の前より身体を無理やり引き剥がし<br />私はSさんの横の椅子へ座り込んだ<br /><br />神懸からないよう拒絶するのが<br />こんなにつらいなんて・・・<br /><br />座り込んだ私にお婆さんが<br />白湯と大きなみかんを手渡すと<br />にっこりと微笑んだ<br />手のしぐさで 食べなさいと<br />そう言ってくれているのだと分かる<br /><br />「ありがとう 謝謝」<br /><br />本当は欲しくないのだが<br />その気遣いが申し訳なくて<br />飲みたくもない白湯を一口飲んだ<br />私の接続はまだ切れてはいない<br />ずいぶんおさまって来ているとはいえ<br />肌感覚が通常とはまったく異なっており<br />まだ自分が日常に帰っていないと<br />自分で分かっていたのだ<br /><br />「<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%83%8F%E3%83%8C%E3%83%AB" class="tagword">ハヌル</a>さん ねえ <a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC" class="tagword">タンキー</a>の人 ゲップしてる・・」<br /><br />Sさんに言われるまでもなく<br />私も気がついていた<br />私が神威を感じはじめた瞬間から<br /><a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC" class="tagword">タンキー</a>は歩きながら大きなゲップをし始めていた<br /><br />「Kさんみたいだね・・」<br /><br />SさんのいうKさんもやはり<br />霊や神など<br />目に見えぬものを無意識で感知すると<br />激しくゲップをしたりあくびをしていたのだ<br />本人はいつも何もわからないというのだけれど・・<br />私たちは<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC" class="tagword">タンキー</a>の激しくなるゲップを聞きながら<br />やはり という思いを強くしていた<br /><br />祭壇の周りをうろうろしながら歩き回るタンキーの目は<br />先ほどとはまるで違い<br />あまりにも眼光は鋭く表情も険しい<br />いよいよだ<br /><br />いよいよタンキーの神降ろしが始まるのだ<br /><br />++++++++++(タンキーのお告げ編に続く)
5

これが私の生きる道:5(正義宮編)

正義宮はとても簡素な宮だったそれは私が古い商店と見間違えたほどにとてもとても簡素な宮だったのだ台湾の廟を一度ご覧いただければご理解いただけると思うのだが私が初めて眼にしたときの感想は「極彩色に彩られた緻密で過激なほどの装飾御殿」だった成田から桃園空港へ降り立ちホテルにたどり着いたのはもう深夜だったのだがホテルのそばにある廟は夜更けにもかかわらず竜宮城もかくやのごとき色彩を放ちひとめでそれが道教の廟... 正義宮はとても簡素な宮だった<br />それは私が古い商店と見間違えたほどに<br />とてもとても簡素な宮だったのだ<br /><br /><a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>の<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%BB%9F" class="tagword">廟</a>を一度ご覧いただければ<br />ご理解いただけると思うのだが<br />私が初めて眼にしたときの感想は<br />「極彩色に彩られた緻密で過激なほどの装飾御殿」<br />だった<br />成田から桃園空港へ降り立ち<br />ホテルにたどり着いたのはもう深夜だったのだが<br />ホテルのそばにある<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%BB%9F" class="tagword">廟</a>は<br />夜更けにもかかわらず<br />竜宮城もかくやのごとき色彩を放ち<br />ひとめでそれが道教の<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%BB%9F" class="tagword">廟</a>であると分かったほどだった<br />一度目にすれば特徴的なその建築は覚えられるほどで<br />しかもそれは多少の違いはあれども<br />必ずといえるほど赤 青 黄色 緑に 金色と<br />さまざまに塗り分けられた柱に壁にみっちりと<br />龍に朱雀に獅子に門神像にetc etc・・・<br />もはやひとつのオブジェにも見えるような建物だ<br />日本のお寺や神社の「わび」だの「さび」だの<br />シックのかけらは微塵もありはしない<br />賑やかでなんぼ!中華のゴシックでなんぼ!といった風情だ<br />どこを車で走らせようとも<br /><br />あ あそこにも<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%BB%9F" class="tagword">廟</a>がある<br /><br />と 遠めにでも必ずわかる賑やかさなのだ<br /><br />それがどうあろう<br />私が尋ねたこの正義宮は<br />ぱっと見た限りでは<br />そのような飾り物もなく<br />ただのアーケードの一角の<br />よくある商店のひとつのようだ<br />もし車で通り過ぎたら<br />いや歩いていてもよほど注意していないと<br />気が付かずに通り過ぎてしまうに違いない<br />立ち止まり 奥を覗けば<br />そこには壇が設けられてあり<br />そのさらに奥には<br />長年の線香の煙で燻されて<br />真っ黒になった神像が立ち並んでいるので<br />ああ ここは<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%BB%9F" class="tagword">廟</a>なのだと知れるのだが・・<br /><br />当然このようなところに<br />観光客など来るはずもなく<br />集まった20人ほどの地元の人々は<br />みな一様に珍奇なものでも見るような<br />遠慮ない視線を浴びせてきていた<br />その中で黄さんに促がされるまま<br />拝拝をしようと線香を求めると<br />ひとめで勝手が分からぬと知れたのだろう<br />私とSさんにはそれぞれ別々に<br />地元の方が介添えについてくださり<br />日本語と<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>語でまったく通じ合わないままながら<br />それでもなんとか拝拝をして回らせて下さる<br /><br />手にもった線香は13本<br />初めに中から入り口の外に向かって線香をかかげ<br />手を振りながら3度頭を下げ礼をし線香を立てる<br />そして右回りに土地公など各神々へ<br />同じように何度も礼をしながら<br />それぞれに線香を立てていく<br />人の形をした神像の壇の下には<br />虎の姿の神が置かれていた<br />そして最後に<br />中心におわすひときわ大きな神像の<br />今日が誕生日であるという<br />玉皇上帝こと天公に何度も頭を垂れた<br /><br />しかしそのとき私には<br />既に異変が起こっていた<br />拝拝をし始めてすぐより<br />徐々にすぅっと<br />「世界が遠くなりはじめて」いた<br />肉体の内側から薄皮をはがすようにぺりぺりと<br />私の中身が剥がれていき<br />ゆらゆらと足元でだけつながって<br />私は歩き話し拝んでいる私自身を<br />後頭部の方から「眺め」はじめていたのだった<br /><br />あぁ 「飛んで」しまう・・・<br /><br />私は自分を手放してはならぬと<br />ぐっと強く自分の手のひらに爪を立て握っていた<br /><br />普通にしなきゃ <br />普通にしてなきゃ<br /><br />少しでも気を抜けば<br />今にも私は身体を明渡しそうになっていた<br /><br />しっかりするんだ<br />祭壇の前から離れるんだ<br /><br />しかし 私の肉の体は泥のように重くなり<br />一歩も動くことは出来なかったのである<br /><br />+++++++++++++++(天公の祭壇の前で編に続く)
6

これが私の生きる道(台湾タンキーの神事・作法編)

通された正義宮の祭壇の前で振り返り私は改めてタンキーだと言われた人物を見た坊主頭に太鼓腹もくもくと吹かすタバコの煙第一印象は伝説の霊能力者というよりも初老の「裸の大将」だ何しろその風体といえばずいぶん着古したものなのだろうと思われるそのランニングは端からほつれた糸が長々と伸びていた短パンからぬっと突き出した肥えた素足を季節はずれなビニサンに収めてはいるもののビニサンの踵もすっかり擦り切れて飛び出し... 通された正義宮の祭壇の前で振り返り<br />私は改めて<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC" class="tagword">タンキー</a>だと言われた人物を見た<br />坊主頭に太鼓腹<br />もくもくと吹かすタバコの煙<br />第一印象は伝説の霊能力者というよりも<br />初老の「裸の大将」だ<br /><br />何しろその風体といえば<br />ずいぶん着古したものなのだろうと思われる<br />そのランニングは<br />端からほつれた糸が長々と伸びていた<br />短パンからぬっと突き出した肥えた素足を<br />季節はずれなビニサンに収めてはいるものの<br />ビニサンの踵もすっかり擦り切れて<br />飛び出した指が地べたに触れそうになっていた<br />何よりその顔に浮かぶ表情が独特で<br />あえて言うならば そうそれは<br />昔見た仙台四郎の写真を思い出させるような<br />そんな奇妙な雰囲気を醸し出している<br />それがまた「裸の大将」を思わせていたのだった<br /><br />今から思えば福の神「仙台四郎」と<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC" class="tagword">タンキー</a>は<br />神様つながりだったなぁと<br />こじつけることも可能なのだけれど<br /><br />ところで今回私がお邪魔した<br />こちらの<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%BB%9F" class="tagword">廟</a>の<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC" class="tagword">タンキー</a>による<br />神へのお伺いをするのには<br />ある一定の作法が存在していた<br />私のブログを読んで下さっている皆様は<br />やはりこういったことに興味がある方々だと思うので<br /><a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC" class="tagword">タンキー</a>によるお告げの作法を<br />わかりやすく書いておこうかとおもう<br />ただしそれは<br />あくまでも私が体験した際での事なので<br />他所の<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%BB%9F" class="tagword">廟</a>や他の<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC" class="tagword">タンキー</a>の場合と<br />相違点があるかもしれないことは<br />ご理解いただきたいと思う<br /><br />特に重要な点としては<br />依頼者自身が神へ自分の相談事を相談をするということだ<br />そしてそれは二日がかりで行われる<br />時間としてまず初日は<br />おおよそ現地時間の<br />午後11時に始められ午前1時ごろ終了した<br />そして二日目は<br />再び午後11時ごろより開始している<br />基本的にこの<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC" class="tagword">タンキー</a>による神事は<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>全土において<br />夜間に行われることが一般的であるらしい<br />この神事の始まりは<br />まず花や紙幣などの捧げ物をするところからスタートする<br />そしてその後から線香を持ち神々へ礼を尽くして回り<br />自らの懊悩事や願いを訴えるのである<br />その後捧げた紙幣を定められた場所にて<br />一枚づつ火にくべ煙にのせて天へと送る<br />これを拝拝(パイパイ)という<br /><br />翌日再び前日と同じように拝拝を行う<br />その次にタンキーによる神事が行われ<br />そして神懸かったタンキーが<br />その答えを神より拝領するのである<br />それはタンキーをサポートするサポーターにより<br />口述筆記の形で記録され<br />相談者へサポーターによる解説を加えて伝えられる<br />私達の場合は<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>語が話せないため<br /><br />サポーター→黄さん→私達<br /><br />という順番での伝達となった<br /><br />正義宮においては<br />初老のタンキーの邸さんのほかに<br />修行中と思しき中年女性の方がいて<br />口述された内容をサポーターがうまく解釈できないとき<br />サポーターはその女性に解釈をきいてから<br />私達へと伝達して下さっていた<br />(ただしその女性はいわゆる神懸かりにはなっていない)<br />つまり神と交信するタンキーのほかに<br />口述筆記する人物 それを解説する人物という<br />3人セットに通訳者という組み合わせで行われた<br /><br />またお供え物としては<br />私が最初に見た花首だけにした赤紫の蘭や<br />同じく花首だけのジャスミンが一般的のようだ<br />これはいわゆる観光地としてもメジャーな<br />行天宮や龍山寺でも入り口辺りでよく売られているし<br />市街地のそこここにあるどこの<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%BB%9F" class="tagword">廟</a>でも<br />たいてい入り口辺りで売っているのを見かけた<br />その他にはお菓子 ハム 生魚 生の丸ごとの毛をむしった鶏など<br />なんでもアリといえばアリであるが<br />正義宮にいた方々の話によれば<br />道教の神々は生の肉や魚が大好きなので<br />供えれば必ずご利益があるとのことだった<br />(行天宮などではお皿に山盛りの飴玉もよくみかける)<br />その代わり日本でよく目にする<br />お酒や米などはそれほど重視されていなかったようだ<br />また現金のお賽銭では駄目で<br />必ず<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%BB%9F" class="tagword">廟</a>で神様用の紙幣を購入しそれを供えるか<br />供えた後に火で燃やし神様が使えるようにするのだ<br />神様は人間の使うお金のままでは<br />受け取ることも使うこともできないらしい<br /><br />ここからは私があちこち回った<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%BB%9F" class="tagword">廟</a>で<br />見て知ったことをいくつか書いてみよう<br />まず拍手を打つ習慣も存在しない<br />私はうっかり一度手をぽんと打ってしまい<br />非常に目立ってしまい恥ずかしくなったことがある<br />ちなみにどれだけ雨が降っていても<br /><a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%BB%9F" class="tagword">廟</a>の門をくぐれば参詣者は傘をささない<br />それどころか廟の門をくぐったところで<br />傘を地面に起きまず頭を垂れ<br />それから傘を閉じ廟へ入っていく<br />日本では縁結びで有名な龍山寺でも<br />傘を差しているのを見かけると<br />大抵は かしましい日本人ツアー客であった<br />同じ日本人なだけに<br />少し寂しい気持ちを感じるなぁ<br />などと思ってしまうのも私の勝手な自己都合である<br /><br />++++++++(まだ続きますタンキー編:皆様飽きてませんか?汗)<br /><br />画像は仙台四郎の画像です
7

これが私の生きる道(タンキーの天公廟編)

翌日22時35分私とTさんは生ぬるい空気が噴出すMRTの出口で黄さんを探していた待ち合わせた駅の周りは既に見慣れ始めた西門辺りの賑わいが嘘のように人通りもなくシャッターの開いている店も少ない切れかけた街路灯の明滅する道は行き交う車もほとんどなかった歩道の暗がりの向こうから自動販売機の明かりがまるで夜光虫のように怪しげな光を投げかけているあぁ私は今 異国の夜にいるふと私の心を不安の針がちくんと刺すい... 翌日22時35分<br />私とTさんは生ぬるい空気が噴出すMRTの出口で<br />黄さんを探していた<br />待ち合わせた駅の周りは<br />既に見慣れ始めた西門辺りの賑わいが嘘のように<br />人通りもなくシャッターの開いている店も少ない<br />切れかけた街路灯の明滅する道は<br />行き交う車もほとんどなかった<br />歩道の暗がりの向こうから<br />自動販売機の明かりが<br />まるで夜光虫のように<br />怪しげな光を投げかけている<br /><br />あぁ<br />私は今 異国の夜にいる<br /><br />ふと私の心を不安の針がちくんと刺す<br />いっそ猥雑に感じるこの通りの雰囲気が<br />かつて若い頃何度も襲われたり<br />監禁されかかったあの遠い記憶を<br />生々しく思い出させていたのだった<br /><br />こんな異国で今さらわれたら・・<br /><br />それはこれから始まる<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC" class="tagword">タンキー</a>との出会いへの<br />不安が姿を変えたものだと知っていた<br />こんな経験は私にとって<br />今まで本の中にだけ存在するものだったのだ<br />会いたいとは思っていたけれど<br />強く願ったわけでもなかった<br />なのに どうだろう<br />今私は「オカルト」の世界に手を触れようとしている<br />憧憬と恐怖と<br />それはまるで<br />処女を失う痛みへの恐れにも似ている気がした<br /><br />「よく来れましたね!」<br /><br />路地から突然 黄さんの声がしたと思うと<br />肉付きの良い体が私を抱きしめた<br /><br />「私の日本語下手ですから <br />電話で教えたの分らないと思い心配でしたよ!」<br /><br />満面の黄さんの笑顔に背中を押され<br />促がされるまま私とTさんは<br />住宅街へと続く細い路地へと導かれていった<br /><br />塀に囲まれた静かな住宅街の中<br />黄さんの声が響く<br /><br />「あなたたち運がいいです <br />今日は<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>の神様の特別の日なんですよ」<br /><br />「特別な日?」<br /><br />そういえば昨日の電話でも<br />そんなことを言っていた<br /><br />「今日は天公の誕生日なのです<br /><a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>の神様はみんな誕生日がありますね<br />だから誕生日にはお祭りをします<br />天公は神々の中でも特に特別な神様です<br />あなた運がいいですよ!」<br /><br />天公とはすなわち<br />玉皇上帝と呼ばれる神である<br />東アジアの道教において<br />実質の最高神とされている神格だ<br />あらゆる神・仙人を統御する存在で<br />また人間の行為を算定し<br />その運命を決定すると言われている<br />特に国家祭祀の対象として<br />時の権力者に篤く崇敬され<br />今でも民衆によって深く拝されているらしい<br /><br />しかし天公がどのような存在なのかは<br />ホテルに帰ってから調べてわかったことなので<br />この時点では <br />なんだかわからないけど<br />凄いらしいぞとしか<br />思ってはいなかった<br />何しろ神様に誕生日があるという所で<br />かなりへーへーへーだったからである<br />そりゃ確かにキリストにも誕生日があるんだから<br />道教の神様だって誕生日くらいあっても<br />問題ないのだろう<br />中には関公のように<br />実際人間だったお方もおいでなのだし<br /><br />ふと前を見ると<br />細い十字路を抜けた向こうに<br />一軒のお店があるのが見えた<br />そこは小さなふるい商店のようだった<br />歩道にまで並べられたダンボールの数々<br />そしてその間を品定めするかのように<br />幾人かの人々が品物を手にとり<br />談笑している様子が見て取れた<br /><br />もう11時近いというのに<br />もしかして夜間営業の店なのかなぁ?<br /><br /><a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>では朝ご飯屋(早餐屋)のように<br />早朝4時ころ開店し朝8時には閉めてしまう店もあり<br />営業時間というのは<br />かなりフレキシブルになっているようなので<br />夜中しかやっていない食料品店もあるのだろうと<br />何気なく考えていたのだった<br /><br />お店の前まで来ると<br />歩道のダンボールの中は<br />花首だけにしてきれいに並べられた<br />美しい赤紫の蘭の花や<br />これも美しく輪をかくように並べられた<br />夜目にも白く薫り高いジャスミンの花である<br /><br />そういえばジャスミンの花を<br />ホテルに飾ろうと思っていたんだっけ<br /><br />そう思いながら通り過ぎかけたその時<br /><br />「この人がチートンですよ!」<br /><br />唐突に黄さんの声がした<br /><br />「ハヌルさん Tさん さぁ中に入ってください」<br /><br />訳がわからずぼーっとした私を<br />黄さんが さあさあ!と追い立てるように<br />店の入り口へと押しやった<br />一体どういうことなのか<br />私は助けを求めるようにTさんを見やると<br />Tさんは上を見上げながら<br />なんともいえない奇妙な表情で<br /><br />「やだ 社長と同じ名前じゃない」<br /><br />と ぼそっとつぶやいた<br />彼女の言葉の意味を図りかねて<br />私はその視線の先を追った<br />見上げればそこには<br />極彩色の飾り物の中にひとつの扁額が掲げられていた<br />そしてそこにはこう書いてあったのだ<br /><br />『正義宮』<br /><br />そう 私が店だと思い込んでいたこの場所こそ<br />天公の廟である正義宮であった<br />そしてその名前は<br />Tさんが勤務する会社の社長の名前と<br />同じものだったのである<br /><br />+++++++++++(まだまだ続く<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC" class="tagword">タンキー</a>編)<br /><br /><br />
8

これが私の生きる道(タンキー出会い編

(ひとつ前の話の後日談です)さて占い師と出会った次の日の夜のことである私とクライアントのTさんは某ホテルのレストランでディナーをしていたあらかじめのセッションにてこのホテルがTさんにとってとても重要な意味をもつ場所だということが分かっておりここに彼女を連れてくることが旅の目的のひとつにもなっていたしかし予定では昼間の間に訪れるはずが諸事情でずれ込んでしまい気がつけば夜になってしまったので仕方なくホテ... (ひとつ前の話の後日談です)<br /><br />さて占い師と出会った次の日の<br />夜のことである<br />私とクライアントのTさんは<br />某ホテルのレストランでディナーをしていた<br />あらかじめのセッションにて<br />このホテルがTさんにとって<br />とても重要な意味をもつ場所だということが分かっており<br />ここに彼女を連れてくることが<br />旅の目的のひとつにもなっていた<br />しかし予定では昼間の間に訪れるはずが<br />諸事情でずれ込んでしまい<br />気がつけば夜になってしまったので<br />仕方なくホテルの中のレストランで<br />食事をすることにしたのだった<br /><br />仕方なくとはいえ <br />夜景の眺められる有名高級レストランである<br />そんな場所に<br />ツアーでつれて来られたわけでなく<br />自分たちでふらりと食べに来るというシチュエーションは<br />本来の目的を忘れさせるほど<br />私の心を浮き立たせてくれた<br />そんなことでわくわくと喜べるほど<br />普段の私の生活はつつましやかなのである<br />ひとときセレブ気分を味わい<br />私たちはレストランを後にし<br />ホテル内のショッピングモールを<br />冷やかすことにした<br /><br />何軒か見て歩いていると<br />伝統的な招福の飾り物を置いている一軒のお店で<br />Tさんが交渉し始めた<br />私はこれといって買う気もないので<br />その間ぶらぶらと周りをふらつくことにした<br />しばらくうろちょろしていると<br />斜め前の店のおばさんが<br />こっそり隠れるようにして<br />私を手招きしているのが見える<br />どの店も似たり寄ったりの品揃えで<br />来た客を奪い合って商売をしているらしかった<br />あぁ 客引きだなとピンときつつも<br />暇をもてあましていたので<br />私は彼女の招きに応じることにした<br /><br />近くに寄った途端すかさず彼女は<br /><br />「アチラの店より安くするから こっそり友達連れてらっしゃい」<br /><br />小さく早口で私にささやきかけた<br />案の定なのでかえってなんだか微笑ましくて<br />私はTさんを彼女の店へ呼んであげることにした<br />なんにせよ あるものは差が無いので<br />安くしてくれればそれだけ <br />Tさんが得するだけなのだから<br /><br />しばらくあーだこーだと言い合った挙句<br />Tさんはこの店で<br />かなりの量のお土産を買うことに決めた<br />Tさんもあれこれ無駄話をしているうちに<br />このおばさんの雰囲気が<br />なんとなく気に入ったのかもしれなかった<br />するとおばさんは<br />素敵な<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>民芸調の箱を取り出し<br />これはサービスねと微笑んで<br />邪魔にならなければこれに入れてあげますと<br />上手な日本語で話しかけてくれた<br /><br />すっかり打ち解けあった私たちに<br />商売上手な土産もの屋のオーナーは<br />その名を黄だと名乗り<br />あなたたち仕事は何をしているのかと尋ねた<br />まっすぐに私を見る黄さんの目に<br />私は一瞬ぐっと答えにつまってしまった<br />こんな海外まで「仕事」として来ていたにも関わらず<br />どうにもやはり私は<br />自分の「仕事」を職業として語るには<br />気恥ずかしさばかりが先にたち<br />いたたまれない思いをしてしまうのだ<br /><br />「占い師?です 彼女は」<br /><br />Tさんが答えたその言葉の意味を<br />黄さんは良く分からないようで<br />うーんと首をひねっている<br />私は 覚悟を決めた<br /><br />「私は日本の<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC" class="tagword">タンキー</a>です」<br /><br />「<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC" class="tagword">タンキー</a>?」<br /><br />黄さんはそれでもうまくわからないようだった<br />そこで私は手帳を取り出すと<br />それだけ覚えてきた<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>語の漢字で<br /><a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC" class="tagword">タンキー</a>と記してみた<br />すると黄さんはしばらくぼーっと眺めていたが<br />突然はっとした顔で<br /><br />「チートン! チートンね! あなたチートンですか!?」<br /><br />と 勢いづいて大きな声を出したのだ<br /><br />「チートン? あ <a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC" class="tagword">タンキー</a>・・キータン? <br />キータンというのですか?こういうひとのことです」<br /><br />私は更にノートに<br />霊能力 <a href="https://blog.fc2.com/tag/%E9%9C%8A%E8%A6%96" class="tagword">霊視</a> と書き連ねてみる<br /><br />「おお! そうです 霊能です!!<br /><a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>ではチートンいいます! <br />え!? あなたそうなのですか?!」<br /><br />驚く彼女に<br />私はかなり恥ずかしく思いながら<br />私は日本で<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC" class="tagword">タンキー</a>をしていること<br /><a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>の<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC" class="tagword">タンキー</a>に会いにきたこと<br />会う手立てが無くて<br />どうしていいのか分からないことを<br />簡単に説明をした<br />実際はタンキーに会いに来たというわけでもなく<br />もちろん本当は<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E5%8C%97" class="tagword">台北</a>でのセッションと<br />クライアントの因縁断ちのために<br />日本を飛び立ってきたのが<br />本当の理由だ<br /><br />けれどもなんとなく <br />本当になんとなく<br />そう口から出てしまった<br />それはきっと今思えば<br />自分の中の密かな期待が<br />そうさせてしまったんだろう<br />例えば誰かにイタコに会いたいといわれても<br />私にはどうしようもできないのに<br />いくら<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>に来たからといって<br />いくら<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>人だからといって<br />闇雲にタンキーに会いたいと言ってまわって<br />会えるはずもないのが本当だと思っていた<br />だからといって<br />黄さんに全てを説明するには<br />時間がかかりすぎるし<br />彼女がどの程度日本語が分かるのかも分からないし<br />なによりただの雑談で<br />あら そうなのと<br />あっさり終わるであろうと思っていたのだ<br /><br />「会えますよ!私チートンよく知っています!」<br /><br />驚いた<br />なんということだ<br />黄さんの言葉に耳を疑った<br /><br />「私が会わせてあげますよ!<br />私よくチートンに会ったことあります<br />私が会えるか調べてあげますから<br />ちょっと待って 電話今します」<br /><br />目の前で電話をし始めた黄さんの声を聞きながら<br />私はあまりの展開に驚き<br />Tさんと二人 ただただ<br />凄い 凄いと 言いあった<br /><br />まさか そんな<br />こんなことになるなんて<br />本当にタンキーに会えるかもしれないなんて<br /><br />ふと私は自分が漫画か小説か<br />何かの登場人物にでもなったのではないか<br />そんな妙な考えまで浮かんでしまう<br /><br />「残念です<br /> 私の知ってるチートン忙しいです<br />会えません」<br /><br />電話を終えた黄さんは<br />残念そうにそう私に告げた<br />しかし彼女はこう続けてくれた<br /><br />「私のお姉さん他のチートン知ってますから<br />聞いてもらいます<br />そして私明日休みなんです<br />明日会えるだったら私一緒に行ってあげます<br />チートン 台湾語しか話せません<br />私通訳してあげますよ<br />だから私からの電話待っててください<br />必ず電話しますから!」<br /><br />2時間後私は <br />黄さんからの電話を受けた<br /><br />「ハヌルさん!大丈夫です!<br />明日 台湾の神様の特別の日でした!<br />だから会えるですよ! チートン会えるです!」<br /><br />こうして次の日の夜<br />私とTさんはタンキーがいるという<br />とある廟へと行くことになったのである<br /><br />+++++++++(タンキー編まだまだ続く)<br /><br /><br />
9

これが私の生きる道(タンキーに会いたい編)

台湾に行くと決まったとき私は「タンキーに会いたい」と思ったタンキーとはwikiによればタンキー(台湾語)は、台湾の道教のシャーマン、霊媒師。憑依体質の者で、神の意志を人間に伝える役割を果たすとされるとあり つまりは台湾のカミコト師である少し長くなるが幻想世界神話辞典に詳しいので引用してみたい タンキー tang ki tong ji またはキートン ki tongとも。名前の意味は「占いをする若者」。 漢民族の伝承における... <a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>に行くと決まったとき<br />私は「<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC" class="tagword">タンキー</a>に会いたい」と思った<br /><a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC" class="tagword">タンキー</a>とはwikiによれば<br /><br /><a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC" class="tagword">タンキー</a>(<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>語)は、<br /><a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>の道教の<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3" class="tagword">シャーマン</a>、<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E9%9C%8A%E5%AA%92" class="tagword">霊媒</a>師。<br />憑依体質の者で、神の意志を人間に伝える役割を<br />果たすとされる<br /><br />とあり つまりは<br /><a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>のカミコト師である<br /><br />少し長くなるが<br />幻想世界神話辞典に詳しいので引用してみたい<br /> <br /><a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC" class="tagword">タンキー</a> tang ki tong ji <br />またはキートン ki tongとも。<br />名前の意味は「占いをする若者」。 <br />漢民族の伝承におけるシャマン的聖職者、<br />あるいは生き神として扱われる。<br />世界各地の漢民族社会で現在もみられる。<br />男性が多いが中には女性もいる。 <br />巫病、突然のトランス状態になるなどの症状に見舞われ、<br /><a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC" class="tagword">タンキー</a>に神の宿り場に選ばれたとされて<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC" class="tagword">タンキー</a>になるという。<br />タンキーになることを頑なに拒めば<br />心身の異常は激しくなりついには命を失う、<br />と考えられている。 <br />南海観音、斉天大聖等の神像の前で儀式を行い、<br />神が憑依するのだという。<br />トランス状態のタンキーと<br />そうでない時では信者のタンキーへの扱いが変わる。 <br />神刀で自らの舌に傷をつけ、<br />流れた血で神語を記して作られた神符には<br />護符や灰にして飲む薬として<br />絶大な威力があると信じられている。 <br /><br /><br />元々は中国本土全域にいたのだが<br />文化大革命などで<br />こういった土俗的なものは排除されていったので<br />大陸側でおめにかかろうとすると<br />かなり難しい存在だ<br />現在は<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>でのほうが<br />まだ出会いやすいといえるだろう<br />ここで間違えてはならないのが<br />いわゆるイタコとは違うということだ<br /><a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>で死者の霊が降りるのは<br />アイィと呼ばれるまた別の<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3" class="tagword">シャーマン</a>であり<br />タンキーには神仏のみが寄るのである<br />(実際日本の東北でもイタコがとても有名なだけで<br />タンキーと似たような<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E9%9C%8A%E5%AA%92" class="tagword">霊媒</a>は別に存在している)<br />私はこのタンキーに会ってみたかったのだった<br /><br />何故タンキーに会いたかったのか<br />それは自分でも分からなかった<br />以前に田口ランディ氏が書いていた<br />タンキーに出会った話を読んだせいかもしれなかった<br />何が聞きたいわけでもなかったが<br />ただ 神意に触れる者をみてみたいと思ったのだ<br />おこがましくも私は<br />「自分以外の神意に触れる者」に出会いたいと<br />長い間そう願っていたのだから<br /><br />私には神審者がいない<br />だから私は全てを自分で判断するしかない<br />もしかしたら私に降る存在は<br />世間が是としてこなかったものかもしれない<br />いや単なるやはり病気の現われかもしれない<br />病気ですらなく妄想かもしれないのだ<br />韓国の巫堂 台湾のタンキー <br />シベリアのサマン 沖縄のユタ<br />なんでもいい<br />私は彼らと直接会ってみたかった<br />口を聞けなくてもいい<br />ただその様を見てみたかった<br />そしてもしかしたら<br />お前のは違うのだと<br />お前のはただの妄想で<br />人を騙して<br />金を巻き上げているのだと<br />そういってくれるのではないかと<br />その糾弾に怯えながらも<br />心のどこかで期待していたのだった<br /><br />またもうひとつの強い動機として私は<br />私を<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E5%8C%97" class="tagword">台北</a>へと連れて行こうとしている<br />東京在住のあるクライアントを<br />タンキーにあわせてあげたかったというものがある<br />彼女の母は重い病にかかっており<br />彼女は自分のことも含めて<br />様々な悩みを抱えていた<br />私は私以外のセカンドオブザーバーの意見を<br />彼女に伝えてみたかったのだ<br />しかし私たちには何のツテもなく<br />日本を発つ時点では<br />なんら明確なアテは無かった<br />成田発桃園行きの飛行機の中で<br /><br />会えるなら会える<br />会えないなら今は会えない<br />でも 会えるような気がする<br />何故かは分からないけど<br />そんな気がする・・・<br /><br />I-PODから流れるSGwannabeの<br />哀愁漂うアリランを<br />エンドレスで聞きながら<br />目を瞑り<br />17年ぶりの<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E5%8C%97" class="tagword">台北</a>と<br />そしてまだ見ぬタンキーに<br />一人思いを馳せていた<br /><br />+++++++++++(タンキー編2に続く)
11

台北で告げられた私の前世。

台北のホテルである台湾人男性をセッションさせていただいたセッションが終わったあと彼は私にこう告げた「仕事柄 今まで台湾でいろいろな人にみてもらったことがありますでも いつも腑に落ちなかったしどこか納得が出来なかったでも あなたは違うまるでパズルのピースがはまったように全てがぴったりすっきりしたしとても納得がいきました!あなたは 凄い人ですね!!」31歳の彼の職業は日本人相手のガイドだ私のクライアン... <a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E5%8C%97" class="tagword">台北</a>のホテルで<br />ある<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>人男性をセッションさせていただいた<br />セッションが終わったあと<br />彼は私にこう告げた<br /><br />「仕事柄 今まで<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>で<br />いろいろな人にみてもらったことがあります<br />でも いつも腑に落ちなかったし<br />どこか納得が出来なかった<br />でも あなたは違う<br />まるでパズルのピースがはまったように<br />全てがぴったりすっきりしたし<br />とても納得がいきました!<br />あなたは 凄い人ですね!!」<br /><br />31歳の彼の職業は<br />日本人相手のガイドだ<br />私のクライアントの知り合いということで<br />深夜ホテルへと訪ねて来たのである<br />大げさな彼の言葉に<br />私はかなり気恥ずかしく恐縮してしまい<br />口の中でもごもごと<br />そんなことないですとつぶやいて<br />話題を変えようと<br />ふとこんなことを口にした<br /><br />「そういえば <a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>も<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8D%A0%E3%81%84" class="tagword">占い</a>有名ですよね<br />でも私だれに占ってもらえばいいのかわかんなくって<br />今回は占ってもらわず帰国っぽいですねー」<br /><br />すると彼は勢いづいて<br /><br />「いい先生がいます!<br />彼は50年のキャリアの持ち主で<br />かなり凄い先生ですから!<br />ボクが明日見てもらえるよう予約とって上げますよ!!」<br /><br />と言ってくれたのである<br />正直話題変えのつもりで<br />適当に口に出した話だったが<br />そんな凄い方なら<br />ぜひお目にかかってみたくなってしまう<br />ところが<br />そこにいた私のクライアントが顔色をかえた<br /><br />「ちょっと それ<br />この前私に紹介してくれた人と別人じゃないの!<br />私にはあの女<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8D%A0%E3%81%84" class="tagword">占い</a>師がいいって<br />いったじゃない!?」<br /><br />「いや だって<br />あなたとハヌルさんじゃレベルが違うから・・・<br />あなたに紹介した先生じゃ<br />ハヌルさんのほうが<br />先生にアドバイスすることになるよ<br />とにかくハヌルさんと話せるレベルの先生は<br />明日予約する先生しかいないよ」<br /><br />私のクライアントはレベルが云々と言われ<br />すっかり気分を悪くしてしまったが<br />結局彼は<br />私とクライアントの二人ぶん<br />予約をとってくれたのだった<br />実際私はレベルがどうのというより<br /><a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8D%A0%E3%81%84" class="tagword">占い</a>師さんとの相性の問題で<br />彼はクライアントさんに<br />最初は違う<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8D%A0%E3%81%84" class="tagword">占い</a>師を紹介したのではないかと<br />思っている<br />実際クライアントが前回鑑定してもらった女<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8D%A0%E3%81%84" class="tagword">占い</a>師も<br />日本から芸能人も訪れる有名な方なのだ<br /><br />翌日予約の時間に少し遅れてしまったが<br />前のお客さんが鑑定中だったので<br />ほっとしながら<br />椅子にかけて待っていた<br />しばらくたち前の方が終わるや<br />いざなわれるままに老師の前に座った<br />老師はとても有名な方のようだった<br />なにしろその机には<br />数限りない様々な<br />日本のテレビ局や雑誌社の名刺が挟み込まれ<br />壁にはぐるりと<br />何人もの日本のタレントと写った老師の写真が<br />張り巡らされていた<br /><br />普段日本で<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8D%A0%E3%81%84" class="tagword">占い</a>は殆どしたことが無いし<br />特に聞きたいことも無いのに<br />凄い占いの方というだけで訪れてしまった私<br />とりあえずアバウトに<br />一生の鑑定をお願いすることにした<br />老師によれば<br />生年月日と生まれた時間 そして<br />顔相と手相で総合判断をするのだそうだ<br />老師の場合今回の私が受ける占いでは<br />名前は殆ど関係ないとのことだった<br /><br />真っ赤な紙の上を<br />走るように老師は筆を滑らせて<br />黒々とした字が踊るように生み出されていく<br />それはとても達筆で<br />私は鑑定歴史50年というその重みを<br />その墨の文字に感じていた<br />一瞬の沈黙の後<br />うーんと老師はうなった<br /><br />「あなた 『分かる』人でしょう?」<br /><br />老師はおもむろに口を開いた<br /><br />「あなた『観える』人でしょう?自分で分かってますよね?」<br /><br />軽く驚きながら私は<br />はい と小さく答える<br /><br />「凄いですね あなたには<br />普通の人だったらひとつあれば良い金の星が<br />なんと3つもついています<br />相当の金運の持ち主ですよ<br />しかも ここを見なさい<br />これは頭の星です 凄い<br />あなたは何をしても必ずトップの人です<br />やくざなら親分 会社なら会長 <br />何をしても必ず上になるべき人です」<br /><br />いやぁ その割りに<br />お金全然ないんですけどぅ・・と<br />私は小さく抵抗するように口を挟む<br />実際びっくりするほど私は貧乏なのだ<br /><br />そう私は<br />お金に困っていないときがないのだ<br />いつも財布にはいっているだけが全財産で<br />赤貧を絵に描いたような女なのだから<br />せっかくセッションの仕事が入っても<br />うっかりお金をもらえなかったり<br />延長のお金を言い出せなかったり・・・<br />変なところが気が弱くて<br />ただ働きもしょっちゅうだし<br />交通費を言い出せなかったり<br />セッションの前後にクライアントのための祈祷で<br />相当出費があってもそれも言い出せず<br />全部自己負担だったり<br />結局頂いている金額では<br />その方に対する仕事としては<br />赤字になっていることもしょっちゅうで・・<br />それで子供2人抱えているものだから<br />どうにもこうにもな生活苦<br />それでもなんとか生活しているのだから<br />まぁ金運がある・・・のかもしれ・・ない<br /><br />「あなた とてもよい顔をしている」<br /><br />老師は唐突に私の顔を見つめた<br />そして私の横に座っていたクライアントのTさんを見つめると<br />こういった<br /><br />「見なさい あなたには神様がついています<br />でも この人(ハヌル)は違います」<br /><br />先に鑑定を受けていたTさんは<br />鑑定の際にあなたには神様がついていると言われていた<br />実はTさんは今まで何人かに同じことを言われており<br />今回もやはりということだったのだが<br />そのTさんと私は違うという<br />何が違うというのか<br />私はどきどきして続きを待った<br /><br />「この人は違います<br />何故ならこの人が『神様』だからです」<br /><br />私は驚いた<br />なんてことを言い出すのだこの老師は!<br />私が神様?<br />笑止千万である<br /><br />「見なさい この人の顔を<br />この人には天の徳が備わっている<br />この人は<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%89%8D%E4%B8%96" class="tagword">前世</a>で神仏だったのだ<br />しかし人を哀れに思い衆生をその慈悲で助けるために<br />人間の姿になって生まれてきたのが<br />今のこの姿なのだ」<br /><br />・・・・絶句である<br />私の<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%89%8D%E4%B8%96" class="tagword">前世</a>が神仏?<br />人を助けるために人になった?<br />・・・・・・・・・・<br />・・・・・・・<br />・・・<br />ええええええ?<br />いくら神様が生まれ変わって人になったからといって<br />こんな卑小な人間になるなんてあるだろうか?<br />いや ない (独り反語)<br /><br />「惜しい 実に惜しい<br />あなたはものすごい運を持っているのに<br />あなたの言うことを聞いたなら<br />男は必ず現世の利益を得られるのに<br />今までの男はあなたの言うことを聞かなかった<br />この人を手にいれる男は栄華をものにするのに<br />本当に惜しい <br />私が若ければあなたとぜひ結婚したい」<br /><br />それほどのものすごい運を<br />私が持っているからこそ<br />こうやって生き延びているのかもしれない<br />なにしろ私は「死ねない女」なのだから<br /><br />鑑定料の1000元を支払いながら<br />私はいろいろなことを思った<br /><br />まぁ この話は半分に聞いておけばいいだろう<br />いや 半分以下<br />いやいや1/10でいいくらいだろう<br />きっとこの老師は<br />誰にでもこういうことをいうのだろう<br />そうでなくとも 日本人相手だから<br />大げさによいことを話して<br />よい思い出作りをしてくれているのだろう<br /><br />しかし その2日後<br />私は更に驚かされる出来事にであっていた<br />そう 私はタンキー(<a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>語)即ち<br /><a href="https://blog.fc2.com/tag/%E5%8F%B0%E6%B9%BE" class="tagword">台湾</a>の道教のシャーマンであり霊媒師より<br />とあるご神託をいただいたのである<br /><br />++++++++(タンキー編に続く)<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br />
    Return to Pagetop